1級ファイナンシャル・プランニング技能士の鬼塚祐一です。
投資の勉強をしていると、
「これは上がりそう」
「この国はこれから伸びそう」
「今のうちに買った方がいいのかな?」
と思う情報に出会いますよね。
ましてや、それが世界的な投資家や運用のプロから聞いた話だったら、
「すぐに行動しないともったいないのでは?」
と思ってしまうかもしれません。
その気持ち、すごく分かります。
今回のシンガポールでも、本当に色々な話を聞きました。

ただ、4日間を通して私が改めて感じたのは、
「良い情報を知ること」と、「すぐに投資すること」は、まったく別の話だということです。
例えば、
ある国に将来性がある。
ある産業がこれから伸びる。
ここまでは正しかったとしても、
だから、
「今日、その資産を買えば儲かる」
とは限りません。
価格はどうなのか。
自分の資産全体とのバランスはどうなのか。
どのくらい下落しても持ち続けられるのか。
そもそも、何のためにその資産を持つのか。
ここまで考えて、初めて投資判断になります。
今回、世界の投資家の話を聞いていて印象的だったのは、
何でもすぐに動けば良い、という感じではなかったことです。
むしろ、
自分で調べる。
考える。
待つ。
他人の意見を鵜呑みにしない。
こういう話が何度も出てきました。
これって、私たち個人投資家にもそのまま当てはまりますよね。
SNSを開けば、
「今買うべき!」
「次はこれ!」
という情報がどんどん流れてきます。
でも、全部に反応する必要はありません。
自分の投資の土台ができていれば、
良い情報を聞いた時にも、
「なるほど。では、自分の場合はどうだろう?」
と、一度立ち止まることができます。
私は、この状態がすごく大切だと思っています。
投資では、たくさん情報を知っている人より、得た情報を自分で判断できる人の方が強い。
今回のシンガポールで、そのことを改めて感じました。
