涙が流れるときは | 読書セラピー(幸せのページ)

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木に吹いた風が緑色になるように
花に吹いた風が芳香を運ぶように
風に言葉を託して届けます。

生きていれば
誰にでも苦しい瞬間は
あります。

―誰にでも?

はい。

傍目には恵まれているように
見える人でも
実際には生きるのが
しんどくなることだって
あるでしょう。

―うまくいかないと
 「私ばかり」と思ってしまうけど
 みんなあるんですね。

ええ。

人間だから、悔しさとか
涙が止まらない日があっても
おかしくありません。

そういうときは無理に自分を
奮い立たせない。

―ポジティブに
 切り替える必要はない?

はい。

ケガをしたら
まず手当しますよね。
同様に心が傷ついたときは
「ケア」が先です。

悲しみにくれる自分を
ゆるすところから始めて
「今日だけ、踏ん張ろう」と
ただ、生きるだけ。
何もしなくてかまいません。

―今日だけ・・・。

はい。

そうすると、明日が来る。
次の日も、また
「今日だけ・・・」と思いながら
過ごしていると
ゆっくりと調子が戻ってきます。

「日にち薬」というように
辛いときは時間が
解決してくれるのを
待ちましょう。

そして、少し元気が出てきたら
次は「今日だけ
機嫌よく生きてみよう」
と思う。

―ただ、「生きるだけ」から
「機嫌よく」が増えるんですね。

ええ。
すると、今日より
明るい明日がきて
もっと元気が出てきます。

これをゆっくり
やってみてください。
焦らずにね。

出典:『斎藤一人 いますぐ幸せになれる言葉』(斎藤一人 永岡書店、pp.210-211)