もしも、心の中に王国を
築けたら・・・
・・・・・・
王女さまのような気分とは
単純なキラキラ趣味でもなければ
高級品好みという意味でもない。
精神的に自立して
誰の奴隷でもない
たった一人の王国の
プリンセスという誇りを
持つことを意味する。
(熊井明子)
一日また一日と伸びていける女
内心の内庭を往き来して
みずからを整えることに心する女
あくまでも自分自身の立場を守って
咲きひらく自分自身の花をみいだす女
春に包まれた花の装いに眺め入る女。
(サン・テグジュペリ)
人間の心の中にある
清らかですぐれたものは
いつまでも壊れないし
どんな世になっても
宝石さながらに
貴いものなのです。
『晩夏』(シュティフター:著、藤村宏:訳、集英社)
この世で最も素晴らしいのは
自分は自分のものだと
知ることである。
『孤独について』(ミシェル・ドゥ・モンテーニュ、食野雅子:訳)
もし仲間と歩調の
合わない人がいたら
その人の耳には
きっと違う太鼓の音が
聞こえているのだ。
どんなにかすかであれ
どんなに遠くであれ
自分の耳に聞こえる音色に
従えばいいのだ。
『森の生活』(ヘンリー・D・ソロー、食野雅子:訳)
人生には人間関係という
むつかしいものがあるが
独りで部屋にいる時
独りで歩いている時には
生まれたばかりの
赤ん坊の心境である
(森茉莉)
私たちはそれぞれの心のうちに
ひっそりと孤独の場所を
もっているのだわ。
果てることのない悲しみや
秘密のしあわせを
入れておく場所を。
『とがったモミの木』(サラ・オーン・ジュエット、食野雅子:訳)
毎日ときめきの種
心におくりこんで
いつか
きれいな花を
咲かせるひとに
なりたいと思う
(みつはしちかこ)
母となってからも自分の夢を
大切にする人であってはじめて
与えても自分が
からっぽになることなく
子供が成長して
離れていくとき
みずからも豊かに
満たされているのではないだろうか。
『本棚からの贈りもの』(熊井明子、じゃこめてい出版、p.76)