広大な緑の大地と湖と山々に囲まれたコズミックファンタジアという温暖な地域の中にラパスギアという魔法や科学で栄えた都市が
存在していた。
ラパスギア。
レンガ造りの建物と 木の建物と 草で出来た建物と 三種の建物が入り混じった 魔法が使える商人が多く住んだ栄えた街だった。
夜はコズミックファンタジアという他の地域では眠らない繁華街とか 異国や異世界など 偶然行ったものは言うであろう 新宿歌舞伎町みたいな場所もある。
しかし ラパスギアは 真面目な街として有名だったので比較的 街の人は夜になると ゆっくり家で過ごす人が多かった。
時は2004年4月。
水色の長めの髪の17歳の青年は 真面目に「聖ラーハルト学校」での 卒業検定を控えていたので 剣術と魔法の研鑽に励んでいた。
でやーーっ!
おりゃ
これでも くらえーーっ!
ラパスギアの小川の流れが清らなか水車小屋の近くの公園で 青年は 剣術の卒業検定のためか 一人で熱心に訓練していた。
その細マッチョの長身のミディアムロングの水色ヘアーの青年こそ若き日のジェイである。
そこに13歳の ツインテールの発育途上さが すぐわかる 見た目 ルックスともに どこか中途半端な感じの女の子が歩み寄って行った。
「ジェイ〜。剣術は いつも言ってるけどさぁ 向いてなくね? あたしは いつも魔法を中心に訓練してねって言ってんじゃん」
腕を組んで 偉そうに リンという少女はジェイに言った。
「うっせぇ!オレは魔法とか かったりいつっーの。いずれ魔法も 極めたいけど なんか今は剣術をしっかりスキル上げたいんだよ。」
「……ったく ジェイったらあ そんなんじゃあ 試験に合格できなくね?剣術だけ バズってても仕方ないっすよ。」
「かなぁ? まっ 魔法が本当に必要な時が来るなら オレは 幼馴染のリンに命じて 魔法中心に魔法スキルを上げていくかな〜」
「幼馴染?たしかにジェイのこと 物心ついた時から知ってるけど 年は四つ君と離れてるよ。でさあ魔法スキルを極めるってもねぇ 属性っつーのがあって 火属性、水属性、中には禁断のネクロマンサー術という禁断の超やばい魔法まで あるってね」
「リン マジかよ
その禁断のネクロマンサー術って 超ヤバじゃんか!
オレ その禁断のネクロマンサー術なんか 絶対身につけたくねぇわ。」
その頃 あらゆる時空を旅して 時空を旅することにより
寿命を伸ばし続けている魔女がいた。
その名もメルヴィン。
その魔女の齢は99歳、魔女と言えども 後20年生きれるかどうかという年齢だ。
「あらゆる世界に行って 闇仕事を請け負ってきたが
このラパスギアは 平和であふれかえっておるのう。
魔物も 大人しいので人間に滅多に襲いかからないそうじゃのう。 しめしめ ワタシの身体が寿命で滅ぶ前に ラパスギアと その周辺〜いやコズミックファンタジアを我が物にして見せよう。」
魔女は タロット占いで使うような水晶を出してスマホもポケットから 取り出し スマホの どこの番号に着信したのか ボタンを連打して プルルルルと音が鳴ったと思ったら 水晶から ゆるキャラ(ふなっしー風)の ぬいぐるみキャラの映像が 大きく浮かび上がった。
その ゆるキャラ風なキャラは てっぽう魚君という名前らしい。
「メルヴィン様 メルヴィン様 本日はなんの 御用でしょうか? 」
「てっぽう魚君よ! このコズミックファンタジアで一番可愛くて強くて 夢と希望に 溢れた女性は誰か 答えなさい。」
「それはラパスギアにいる少女リンでございます。魔法スキルが異常なまでに高く 今後さらに スキルが伸びると 予想できます。 当然 メルヴィン様以上の魔法スキルを身につける事になるでしょう。」
「ぐぅーーっ!ワタシも時空旅行しまくり闇稼業してきたのは いいが 結局 世を支配できなんだ。
今度こそ 世を支配するために さっそく そのラパスギアのリンを抹殺せねばならないな。」
メルヴィンは瘴気に溢れているので 桜並木を通るだけで満開の桜の花も 不思議と 散って行ってるようだった。
魔法のホウキに跨り ひとっ飛び。
メルヴィンは 聖ラーハルト学園の門にたどり着いた。
聖ラーハルト学園では
今日も 魔法スキルの授業では ジェイが居眠りをしているようだ。
魔法学園一年のリンは その日は 魔法スキル指導の先生と生徒と 校庭で 実技指導をしてる最中だった。
「ファイヤボール」
リンは クラスメイトに かなり手加減した火の魔法を 投げかける。
しかし ファイヤボールのはずが 火柱になるレベルなので
優秀だが その魔力 危険すぎると 注意されているリンだった。
そこに魔女メルヴィンは やってきた。
「なんですか!魔女ですね その風貌は!出て生きなさい 汚れたものよ。」
中年で太った女魔法使いの先生が ふくよかな身体を プヨンプヨンさせながら メルヴィンに言った。
ひゃーーっ
メルヴィンが 軽く手を その先生に かざしただけで先生は 20メートルほど 衝撃波風な風により吹き飛ばされショックで気を失った。
うわっ 皆で魔女に 挑むの?
挑まなあかんのかなあ
先生が あんな簡単にやられてしまったなんて悪夢だ。
生徒達が ざわめく。
「マジみんな 教室戻ってよ!この おいぼれ魔女なんて
あたし目当てらしいもの。あんたらが いくら束になって魔女に挑んでも 怪我するだけだし ほぼ無理ゲーってとこだろうね。 あたしなら勝てると思う。」
魔女に啖呵を切ったつもりだが、この魔女
古文書にも載ってる 時空を超えて人々に危害を加える伝説の魔女メルヴィンではないか……
魔女裁判の時に焼かれたと聞いたが 生きていたのか
「どうしたんだい リンとやら 足元が 今から震えてるようだけどね」
ファイヤウォール!
リンは 身体全ての気を放って 一撃でメルヴィンを仕留めるため 先ほど見せたファイヤボールとは格段にレベルが違う火のエネルギーの壁を メルヴィンにぶつけた。
メルヴィンの影ごと燃え尽くしたか??
炎の壁から シールド魔法を貼ってリンの魔法をガードしたメルヴィンは 険しい顔で リンを睨みつけた。
「ガキにしては やるではないか あと一歩 ワタシのシールド魔法が 間に合わなかったら ワタシは今頃 火の柱の餌食となっておったわい。もう お遊びはおしまいだ。」
邪悪なる いかづちよ 天より 降り注げ
いつのまにか天気が悪くなり ゴロゴロゴロ
と 雷が鳴り響く。
魔女が
ひゃーーって 叫ぶと
上空から 稲妻が 落ちてきて リンを かすめた。
きゃっ!
運良く 直撃は免れたが 本当に 運良く避けれただけだった。
「よく 避けれたね しかし まだまだ続くよ。」
ひゃーーっ
ひゃーーっ
魔女の起こす いかづちが どんどん上空から降ってくるが リンは 紙一重で 避けている。
いや、実は メルヴィンは あえてリンが避けやすいように魔力を調整して いかづちを落としているのだった。
「そろそろトドメを刺してもええかや?」
メルヴィンは 笑いながら リンに言った。
さあ リンよ!これで 終わりじゃな
ひときわ大きな落雷を起こすべく メルヴィンが上空に手を挙げた瞬間
させるか!
ライトサーベルが 猛烈なスピードで メルヴィンに飛んでいき 予期せぬ出来事に とっさの反応が出来ず
メルヴィンの 横腹に ライトサーベルが 突き刺さる。
その 怯んだ魔女に対して 暗闇系の攻撃魔法で 魔女に さらにダメージを与えた。
「さあ ジェイ!あなたも 魔法を今こそ使って魔女を仕留めて! 今しかできないチャンスだよ 」
リンの 応えに反応できないジェイがいた。
「オレ 魔法スキル高くないし こっから離れた距離の魔女に 追い討ち魔法なんて 使えねえよ。 くっそお 魔法スキルもっと学んどけば良かった」
まだ致命傷ではないので 魔女は深傷を追いながらも
ジェイとリンを 追い詰めるべく
水属性とか 雷属性とか 大技こそないが 小技で 攻撃してくる。
「せっかくの魔女を 倒せるチャンスを棒に振ってからにーーっ あんた イケてねーよ」
思わず悪態を吐くリン。
「あーっ うっせえなあ まだ誰にも見せたことない とっておき あるっす。
それ 使ったら寝込むこと必須なんだが 今使うしかねえな 」
「ジェイ とっておきの魔法が 使えるのね。 なにそれ?聞いてないよ。 」
「男はしのごの言わねーっつーの。 それが男っちゅーもんだ。」
すぐに詠唱に入ったジェイ。
「地下に吹き溜めるマグマよ 地から竜となり的を包め!」
詠唱途中から 大地が揺れて
大地の奥からマグマが噴出し
一気に魔女を焼き尽くした。
「お、おのれーーっ! 許さんぞ 許すもんかー
人間の子供達に ワタシが敗れるなんて
いつか いつか復讐を果たしてやる」
そう言いながら 魔女はマグマと共に消えていった。
確かに魔女メルヴィンは消えていったが
胸騒ぎは 続いていた。
そんなジェイとリンだった。
それから時は流れた
続く


