生物学者の研究を読んでいると、遊ぶのは人間だけではありません。
犬も、カラスも、イルカも、チンパンジーも遊ぶ。
遊びという行動は、一見すると無駄です。
食料が増えるわけでもない。
寝床ができるわけでもない。
直接、生存に役立つわけでもない。
それなのに進化の過程で、遊びは消えなかった。
ということは、無駄に見えるものの中に、生きるために大切な何かがあるのかもしれない。
AI時代になると、効率化できることは徹底的に効率化されます。
文章、調査、予約、分析、スケジュールも。
だからこそ、人間は逆に「役に立たないこと」をもっとやっていい。
意味もなく遠回りする。
知らない音楽を聴く。
行ったことのない場所へ行く。
くだらないAIを作る。
友達とどうでもいい話をする。
そこから、予定していなかったアイデアが生まれる。
AIが「最適解」を担当するなら、人間は「寄り道」を担当すればいい。
今日は少しくらい、役に立たないことをしてみる。
それが案外、来週いちばん役に立つことになるかもしれません。
