伊勢崎賢治教授の日本の9条はとっくの昔に形骸化しているという指摘。
「日本はアフガニスタン戦の参戦国である」
「2021年8月15日は、アメリカと一緒に敗戦国になった日だ」
こういう言葉に、日本国民はリアリティーを感じることができるだろうか?
多くの日本国民は、日本は戦争しない国だと思っている。
しかし、現実はそうではない。
1999年以降、PKFは、
「国際人道法」を守らなければならない」と告示され、
すなわち、「交戦権」を持つ事になった。
よって自衛隊は憲法上PKFには参加できないはずである。
日本の自衛隊海外派遣のリアルは、隊員の日報に克明に記されていた。
隠蔽されていた南スーダンPKO、イラク派遣の日報が公開された事から、
事実上「交戦」「戦闘」があったことが発覚している。
http://news.line.me/issue/9267a850d121/df9e0531f0f7
当時防衛相だった稲田は、日報問題が紛糾する国会で、
南スーダンの紛争は〈国〉または〈国に準ずる組織〉間のものではないので、
法的には、「戦闘」ではなく「武力衝突」だと強弁した。
(稲田防衛相2017/2/8衆院・予算委員会 ジュバで戦闘を明記の南スーダンの日報)
稲田の詭弁は、
石破が、憲法9条の〈国際紛争〉を定義づけたものの引用であった。
国際紛争とは、
「国または国に準ずる組織の間において生ずる一
国の国内問題にとどまらない武力を用いた争い」
(2003年6月26日衆議院特別委員会石破茂防衛庁長官の答弁)
日本の国際紛争の定義が、リアルな国際紛争の場では通用しない事を、
伊勢崎賢治先生が指摘している。
〜〜「国家もしくは国家に準ずる組織(国準)”以外”の組織との交戦は”戦闘”ではない(だから自衛隊が交戦しても違憲ではない)」ってコレ、日本でしか通用しない。現場では、国準なんて存在せず、「戦闘員か非戦闘員か」そして「その区別はつかない(MONUSCO最高司令官談)」であり、平和維持軍が交戦したらその時点で戦時国際法の元の「紛争の当事者」になる(1999年国連事務局官報)。それと「駆けつけ警護」って、そもそも現場では当たり前の話なんだけど、今、現場の焦点は「住民の保護」。つまり、自衛隊が”駆けつけなくても”、宿営地に篭っているだけでも、そこに住民が逃げ込んできて、それを追ってきた戦闘員か非戦闘員か区別つかない集団と交戦状態になる…。これが、今自衛隊が送られている南スーダンでも、最も想定しなければならないシナリオ。もちろん、そこで交戦になったら、自衛隊は「紛争の当事者」。「国準」「駆けつけ警護」。いつまで続けるんだ。日本の政局は。〜〜
https://hama-sush-jp.pro/et-eo/entry-12246208848.html
アフガニスタンで鮮明になったのは、
米国の対中政策の台湾問題に引き摺り込まれる日本が、
戦争に駆り出され、戦況が米国の都合に合わなくなれば、
米国は、台湾も日本も見捨ててさっさと店仕舞いし去っていくということ。
残されるのは、死屍累々…焼け野原…戦争難民…戦争孤児…果てなき混乱
"See? You can't count on the Americans."
"Look, America cannot be trusted now, America does not keep its promises--"
伊勢崎賢治「アフガンと日本は同じです」
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伊勢崎賢治
@isezakikenji
日本人全員に忘れてほしくない。アフガン戦において日本は、国連決議によるISAF「国際治安支援部隊」ではなく、わざわざ米・NATOの集団防衛によるOEF「不朽の自由作戦」の中の「インド洋海上阻止作戦」に自衛隊を派遣した「参戦国」であること。
午後3:33 · 2021年8月19日·Twitter Web App
伊勢崎賢治
@isezakikenji
8月20日
米軍がそこに主力戦力として駐留することの国益を米国民に説明できなくなった時どうするか?ということです。「アフガンと日本は同じ」です。
バイデン氏「アフガンと日本は違う」 防衛義務強調
【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米大統領はABCテレビとのインタビューで、アフガニスタン駐留米軍の撤収に伴いアフガン情勢が大混乱に陥り、日本など他の同盟諸国との…
sankei.com
伊勢崎賢治
@isezakikenji
8月22日
昔お世話になったTBSサンデーモーニングの関口宏さん、スタッフ、出演者の方々。アフガニスタン情勢ですが、日本は九条があるから戦争しないで済んだというニュアンスを発信するのは止めてください。日本は米・NATOの集団的自衛権の行使である「不朽の自由作戦:海上措置作戦」に参戦しております。
伊勢崎賢治
@isezakikenji
日本的には”参加”なのでしょうが国際社会はそう認識し、タリバンがそうするのも時間の問題です。だから現在日本大使館要員は完全に閉鎖しアメリカと一緒に敗走しているのです。参戦したのでなければ敗走する必要はありません。中国やロシアがそうしているように、大使館を閉鎖する必要はないのです。
午後0:37 · 2021年8月22日·Twitter Web App
伊勢崎賢治
@isezakikenji
現在、在留邦人だけでなく、日本大使館・JICAをはじめ日本のために働いてくれたアフガン人スタッフ、日本での留学経験者を、家族を含め救出する措置を講じています。言わずもがな、タリバンにとって彼らは「敵の協力者」なのです。ご協力ください。伊勢崎賢治
伊勢崎賢治
@isezakikenji
日本人よ。2021年8月15日は、アメリカと一緒に敗戦国になった日と自覚せよ。
午前1:35 · 2021年8月22日·Twitter Web App
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バイデン氏「アフガンと日本は違う」 防衛義務強調
産経新聞 2021/8/20 14:53
https://www.sankei.com/article/20210820-O655W2HCBZMA5COLZFAAX7WMLU/
【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米大統領はABCテレビとのインタビューで、アフガニスタン駐留米軍の撤収に伴いアフガン情勢が大混乱に陥り、日本など他の同盟諸国との関係への影響が懸念されていることに関し、アフガンと日本では「比較の対象にすらならない」と述べ、米国が同盟諸国を防衛する義務を履行する立場は決して揺るがないと強調した。
ABCが19日公表したインタビューの内容によるとバイデン氏は、アフガンからの撤収は内戦の当事者との合意で実施されたものである一方、北大西洋条約機構(NATO)や日本、韓国、台湾との取り決めは「悪い連中が(これらの国々や地域に)悪いことをするのを防ぐためだ」と述べ、両者は「根本的に異なる」と指摘した。
その上で、NATOに対して侵略行為や攻撃を仕掛けた勢力に対しては、加盟国が攻撃を受けた場合に他の加盟国が反撃する集団的自衛権の行使を定めたNATO条約第5条に基づき行動すると明言。日韓や台湾に関しても防衛義務を果たすため反撃する点は「同じだ」と言明した。
バイデン氏の発言は、中国が台湾に軍事侵攻すれば米国が防衛すると表明したもので、台湾有事への対応で明言を避けてきた歴代米政権の「あいまい戦略」から踏み込んだ内容だ。
しかし、バイデン政権高官は19日の声明で「米国の台湾政策に変更はない」とし、同氏の発言を事実上取り消した。
アフガン駐留米軍の撤収をめぐっては、中国が「台湾も米国に見捨てられる」などと主張し、米国の国際的威信を低下させ同盟諸国の離反を扇動する政治宣伝を展開している。
バイデン氏の発言は、同盟諸国に動揺が広がるのを食い止める意図を込めたものだ。ただ、台湾をめぐる発言を米政権として直ちに取り消したことは、逆に中国に付け入る隙を与えた恐れもある。
ABC News' George Stephanopoulos' interview with President Joe Biden
Stephanopoulos spoke to Biden in an exclusive interview Wednesday.
ByABC News
19 August 2021, 20:33
https://abcnews.go.com/Politics/full-transcript-abc-news-george-stephanopoulos-interview-president/story?id=79535643
…
STEPHANOPOULOS: You talked about our adversaries, China and Russia. You already see China telling Taiwan, "See? You can't count on the Americans." (LAUGH)
BIDEN: Sh-- why wouldn't China say that? Look, George, the idea that w-- there's a fundamental difference between-- between Taiwan, South Korea, NATO. We are in a situation where they are in-- entities we've made agreements with based on not a civil war they're having on that island or in South Korea, but on an agreement where they have a unity government that, in fact, is trying to keep bad guys from doin' bad things to them.
We have made-- kept every commitment. We made a sacred commitment to Article Five that if in fact anyone were to invade or take action against our NATO allies, we would respond. Same with Japan, same with South Korea, same with-- Taiwan. It's not even comparable to talk about that.
STEPHANOPOULOS: Yeah, but those--
BIDEN: It's not comparable to t--
STEPHANOPOULOS: --who say, "Look, America cannot be trusted now, America does not keep its promises--"
BIDEN: Who-- who's gonna say that? Look, before I made this decision, I met with all our allies, our NATO allies in Europe. They agreed. We should be getting out.
STEPHANOPOULOS: Did they have a choice?
BIDEN: Sure, they had a choice. Look, the one thing I promise you in private, NATO allies are not quiet. You remember from your old days. They're not gonna be quiet. And so-- and by the way, you know, what we're gonna be doing is we're gonna be putting together a group of the G-7, the folks that we work with the most-- to-- I was on the phone with-- with Angela Merkel today. I was on the phone with the British prime minister. I'm gonna be talking to Macron in France to make sure we have a coherent view of how we're gonna deal from this point on.
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