2008年の大阪毎日放送番組「なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち」 | ☆Dancing the Dream ☆

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なぜ警告を続けるのか~京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち~

2008年10月19日に毎日放送(MBS)が放映した、
『なぜ警告を続けるのか~京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち~』というドキュメンタリー番組がありました。
大阪府熊取町にある京都大学・原子炉実験所で原子力を止めることに役に立つ研究を重ねている専門家グループ・熊取6人組の小出裕章さんと今中哲二さんを中心に取材し制作された番組です。

熊取六人衆とは、原子力利用の危険性について研究し、追究し続けてきた京都大学原子炉実験所原子力安全研究グループの6人の科学者の総称、通称。メンバーは次の6人。
海老沢徹(1939年 - )京都大学原子炉実験所元助教授
小林圭二(1939年 - )京都大学原子炉実験所元助手、元講師
瀬尾健(1940年 - 1994年)京都大学原子炉実験所元助手
川野真治(1942年 - )京都大学原子炉実験所元助教授
小出裕章(1949年 - )京都大学原子炉実験所助教(現職)
今中哲二(1950年 - )京都大学原子炉実験所助教(現職)



この番組放映したあと、
関西電力は毎日放送のすべての番組から、
CMを引き上げ、スポンーサーを降りるという恫喝を加えました。
その内容が、ラジオで語られたのが、
こちら↓です。



聞き手:
小出さん、今日も宜しくお願いします。小出さんは2008年「なぜ、警告を続けるのか?京大原子炉研究所―異端の研究者たち」というドキュメンタリー番組に出演されましたよね。視聴率は1.8%。これ、小出さんが出演されて、番組終了後の経緯を教えて頂けますか?

小出さん:
私からあまり申し上げることでもないですけれども、私が知り得たことをお伝えしたいと思います。その番組では、それまで原子力に抵抗してきた、私たち熊取六人組を題材に取り上げて下さったのですが、関西電力がすぐに毎日放送に抗議に来たと。

聞き手:
関西電力が毎日放送に抗議にした?

小出さん:
「とんでもない番組だ。毎日放送は原子力に関して偏向している」という抗議をしたと、私は聞きました。

聞き手:
事件の経緯を調べますと、社内で一度試写をして、番組アドバイザーにも了承をもらって、通常の放送手順を踏んで放送したわけで、番組としても推進派の方も出られていましたのでバランスもとれていたと思いますが、小出さんたちを出したことが気に食わなかったのでしょうか?

小出さん:
もちろん、そうだと私は思います。これまで、日本のマスコミという世界では原子力の反対派にものを言わせない、ということでずっときたと思いますし、私たちに何か焦点を当てるという形、勿論、賛成派の方も出ていたわけですけれども、私たちに焦点を当てる番組はとんでもないというのがマスコミの中の合意だったのだと思います。

聞き手:
小出さんや今中さんを出したこと自体が関電としては問題だということで抗議に来たのだろうと思います。同様に、広瀬隆さんもテレビから干されていますし、佐高信さんも干されぎみだと思うのですが・・・

小出さん:
佐高さんが干されるのは当然というか、ああいう人に出られたら、体制側の人は困るでしょうね。

聞き手:
原発にずっと反対し続けてきた高木仁三郎さんなんかもテレビで見た記憶がないのですが、どうですか。

小出さん:
私自身はテレビを全く見ないのです。昔、大宅壮一さんという評論家の方がですね、テレビが普及しだした頃に、この道具は一億総白痴化の道具だと、おっしゃったことがありましたけども、私も実にそのとおりだと思いますし、本当にテレビという番組は私から見ると、くだらない情報を一方的に垂れ流す形になってしまっていて、私は見ると不愉快なことばかりですので、もうほとんど何十年もみていないという状況です。

聞き手:
この番組の後、関西電力はスポットCMを引き上げたということですよね。

小出さん:
はい。そう聞きました。

聞き手:
こういうことをするアンフェアな社内体質はどう思われますか。

小出さん:
もちろん、フェアだとは思いませんし、私は一度も電力会社がフェアだなんて思ったことは一度もありませんし、相変わらず、汚い手を使ってくるのだな、と思いました。

聞き手:
公共の電気を司るとこですから、普通の企業よりもフェアであるべきですよね。
小出: あるべきか、あるべきではないかと問われると、もちろん、あるべきだとは私は思いますけれども、電力会社というのは、一番、宣伝とか放送に関してはアンフェアな態度を取り続けてきた会社だと思います。

聞き手:
原子力は五重の壁に守られていて安全ですというCMがありましたが、そのCMを見て小出さんはどう思いましたか。

小出さん:
実に不愉快ですし、そんなことがありようはずがないと私は警告してきました。そして、実際に福島の事故が起きてしまっているわけですから、電力会社が言っていた宣伝が間違えていたわけですし、その間違えた宣伝を流し続けてきたマスコミにも私は責任があると思います。

聞き手:
CO2を出しません。というのは嘘ですよね。

小出さん:
あれも嘘です。

聞き手:
廃炉とか10万年後の保管のことを考えると、普通の火力発電よりも出すと思うのですが。

小出さん:
おっしゃる通りです。私は現在言われている地球温暖化問題の原因がCO2だとは実は思っていないのです。そのことをちゃんと聞いて頂こうと思うと大変時間がかかりますが、仮にCO2が原因だとするならば、原子力が最悪の選択になってしまいます。

聞き手:
石炭・火力よりも悪いですか。

小出さん:
原子力より遥かに悪いです。原子力を使いますと、核物質生成物を大量に生みだしてしまって、その物質をきちんと管理しようと思うと、

10万年とか100万年にわたって私たちが作業に取り組まなければいけなくなるのです。

聞き手:
それが一番大きな問題ですよね。
小出: そのために一体どれだけのお金がかかるのか、どれだけの労力がかかるのか。そして、そのためにどれだけのCO2を出してしまうのか。と考えた時に、到底、引き合いません。

聞き手:
空冷とか、水冷とかで冷やす時に、使用済み核燃料棒をね。その循環は石油を炊いてやるのですからね。

小出さん:
空冷をやるのですけれども、自然の冷却ということを期待していて、地面の底に埋めてしまえば、なんとかなるのだろうと。石油も石炭も使わずに、ただ埋めておけば、自然の力で冷やしてくれるだろうと期待をしているのですけれども、そんな期待が成り立つかどうかということを証明してくれる科学がない。

聞き手:
10万年の間に地震は起こりますよね。

小出さん:
もちろん、起こります。何十年、あるいは百年という単位で巨大な地震が次々襲ってくるわけで、10万年、100万年を考えれば、一体、何千回、何万回そういうことに遭遇しなければいけないのか、ということになってしまうわけです。

聞き手:
整理しますと、関西電力は、小出さんや原子力に反対している人を出しただけで圧力をかける。それでテレビ界はその圧力が恐ろしいので、そのCMだけを流していて、そのCMが五重の壁で安全だとかCO2出しませんとか、そういう嘘のCMを流していた。関西電力とメディアがものすごい安全神話を作っていて、この事故があったと。この毎日放送の番組はギャラクシー賞も取ったのですね。そういう意味では、メディアの良心も少し残っている。

小出さん:
そうです。

聞き手:
小出さんの就職のことを聞きたいのですが、小出さんは電力中央研究所に就職が内定されていた。ところがそこに就職されなかった。それはなぜなのですか。

小出さん:
内定を取り消されました。なぜか、ということの正確な理由は私は知りません。要するに人事のことですし、先ほどの番組に関しても関西電力がどういう圧力をかけたというのは私は正確な理由は知りませんし、私の内定が取り消されたという正確な理由は私は知りません。

ただし、私が聞いてきた範囲では、私が当時、女川原子力発電所に反対運動をしていましたので、それが電力中央研究所の知るところになって、私の内定が取り消されたと聞きました。

聞き手:
調査されたということでしょうね。それで、京大原子炉実験所に就職されたということですね。その方がよかったです。

小出さん:
ここの原子炉実験所は、大変、私の独創性を重んじて下さるとことなので、私としてはこの職場は大変居心地が良かったし、こっちの方がよかった、と言われるとそのとおりだと思います。

聞き手:
私たちにとってよかったです。今日はどうもありがとうございました。

小出さん:
ありがとうございました。

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以下、佐高信さんが出演し、
「スポンサーの力」に支配されたマスコミが
如何に腐敗しているかなど赤裸々にを語ります。