「Put the blame on Mame」(和訳・byてん)
Put the blame on Mame, boys
Put the blame on Mame
Mame did a dance called the hoochy-coo
That's the thing that slew McGrew
Put the blame on Mame, boys
Put the blame on Mame
メイムのせいにしちゃえばいいわ、お兄さんたち、
メイムのせいにしちゃいなさい
メイムがフーチイ・クーという腰振りダンスを踊って、
それがマグルーを殺すきっかけとなったの
だからメイムのせいにしちゃえばいいわ、お兄さんたち、
メイムのせいにしちゃいなさい
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前記事の つづきです。
前記事では、「新・smooth criminal」の中に登場する「BREAK O' DAWN CLUB」は、
アルバム『Invincible』の4曲目の「Break Of Dawn」を暗示しているということを述べた。
つまり、「新・smooth criminal」のSFは、
アルバム『Invincible』へと ループする構造ももっているのだ。
もう一度、アルバム『Invincible』のセットリストを見てみよう。
Invincible
Released:October 30, 2001
Recorded:October 1997–August 2001
・Unbreakable
・Heartbreaker
・Invincible
・Break Of Dawn
・Heaven Can Wait
・You Rock My World
・Butterflies
・Speechless
・2000 Watts
・You Are My Life
・Privacy
・Don't Walk Away
・Cry
・The Lost Children
・Whatever Happens
・Threatened
そもそも、アルバム『Invincible』は、この名前になるはずではなかった。
このアルバムの主人公は、第一曲目の「Unbreakable」という曲なのだから。
マイケルは、自分自身を「破壊されざる者」として歌った『Unbreakable』を
このアルバムのネーミングに望んだが
Sonyは、なぜかその意向を却下し『Invincible』として発売した。
『Invincible』という言葉の意味を考えると
Sonyが、この名でこのアルバムを発売してしまったというのは、ちょっと面白い。
さすがはInvincibleなソニーがやることだ。
「Invincible」は通常「無敵の」「征服されない」などと訳されるが、
「vincible」のニュアンスには、
susceptible =「感じ易い」「敏感な」「受け入れ易い」「恋に陥りやすい」という
意味合いがある。
つまり、「In-vincibleな者」とは、「感じることができない人」という意味にもなる。
「Invincible」の歌詞の中に、初めてinvincibleという言葉が出てくるセンテンスを
見てみると・・・・こうだ。。
So why ain't you feelin' me, she's invincible
さて、なぜ君は僕を感じないんだ? 彼女は感じることができないんだ
こう訳して、いいんじゃないだろうか? とても自然。
~ ~ ~ ~ ~
そして、「Break Of Dawn」の歌い出しにはこうある。
Hold my hand, feel the touch of your body cling to mine
僕の手をとっておくれ 感じてごらん 君の体が僕にぴったりと離れないのを
「感じる feel」とは、生きている!という実感だ。
マイケルが、「感じる」ということをとても重要だと考えているのが解る。
「感じる心」をもたない人間たちの活動は、「生ける屍」が踊るスリラーダンスなのだ。
自然に備わった「感じる心」を育むのは子供時代だろう。
マイケルは、世界中で起こる諸問題の原因は、
子供時代を奪われることにあると言った。
そして、それは、現在、明らかに犯罪とされている虐待だけでなく、
虐待とは認識されず、むしろ奨励されている虐待「子供時代の強奪」が
盛んに行われている。
子供たちは、より優位に大人社会に適応できるように
躾けや教育と信じられて、より早期、高度、過密な特訓を受けさせられ、
やがて、その競争に勝ち残った「感じることができない各界のリーダー」が誕生する。
wikiの概説を読んで、「感じることができない各界のリーダー」の性質に
ピッタリとマッチすると感じるものを見つけたが、どうだろう?
「感情が欠如しており、冷酷さ、未慈悲、エゴイズム、結果至上主義が主な特徴で、
良心や他人に対する思いやりに欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、
社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、
好きなように振る舞う。
組織内では彼らの特性から組織下層部より上層部に多いと考えられており、
その大部分は殺人を犯す凶悪犯ではなく、身近にひそむ異常人格者である。」
なんと、驚いたことに、これは、サイコパスの特徴についての概説の一部だ。
我が国の首脳陣にも、この手合いの人間を多く見かけるのが恐ろしい。
しかし、「感じることができない人間」にも、
感じないようにしなければ、生き延びることができないという、必然性があるのだろう。
マイケルは、2001年3月6日、イギリス・オックスフォード大学で、
「Heal The Kids」の思想を多くの人に伝えるために、
マイケル曰く「子供時代を奪われた子供」の専門家として素晴らしい講演を行い、
その中で、こう言いました。
「心の痛み、怒り、暴力行為の原因は探るまでもありません。
子どもたちは明らかに、愛してほしいと訴え、
関心をもたれないことに 体を震わせ、
注目してほしいと叫び声をあげているのです。」
そのような叫び声をあげる「子供の心」を無視され続けると、
彼らは、自分自身の「子供の心」「感じる心」を封じて成長し、
やがて、大人社会に最適化した常識ある成功者として
「感じることができない各界のリーダー」となるケースも発生するだろう。
オックスフォード大学では、さすがにこの件は述べられなかったが、
多くのマイケル作品で、このケースが鋭く指摘されている。
彼らこそが、
巧妙な犯罪ハンドラーと犯罪スタープレイヤーになり、
彼らの行う犯罪こそが、「ギルダ」の黒い手袋の下に隠された「smooth criminal」になる可能性が高いのだ。
実際に、マイケルの周辺では、このような犯罪が横行していた。
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つづく・・・