圧倒的名演! ラトル&ベルリン・フィル:ベートーヴェン交響曲チクルス2日目;第2番、第5番 | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

2016. 5. 12 (木)  19 : 00 ~         サントリーホールにて

ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」 第1番 ハ長調 Op.138

          交響曲 第2番 ニ長調 Op.36

          交響曲 第5番 ハ短調 Op.67 「運命」

指揮:サイモン・ラトル
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団



東京にやってキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!の2日目。

この日のコンマスはシュターブラーヴァさん。オーボエはケリーさん、クラリネットはフックスさん、フルートはパユさんと前日のメンバーと変わっていた。日替わりで交代なのかな?


1曲目のレオノーレ序曲は5日間のベートーヴェンチクルスで唯一交響曲以外に演奏される曲だった。よく演奏されるコリオランとかエグモントではないんだよなあ。
そして知らなかったんだけど、レオノーレ序曲って第1番から第3番まで3曲?あるそうだ!
私が持ってたのが第3番で、これを予習のために繰り返し聴いていたので当日曲が始まって
「あれ?違う!?!?」と混乱してしまったが、あとで第1番だったのだとわかった恥
ほんとバカだったなあ・・・反省パンダ  なんだか第3番とは全然違う曲に思えた。勉強不足です。



気を取り直して交響曲第2番。
第2番は他の有名交響曲に比べるとそんなに頻繁には演奏されないかもしれないが、この曲大好きだsei
演奏を聴いてすごく思ったのは、ベルリン・フィルが演奏するとこの第2番もなんだか大交響曲のように聴こえるということだ。
第2番や第8番って割と前座的というか肩慣らし的な交響曲的な扱いを受けているような気がする。
だが、ベルリン・フィルは最初っから全開モードで軽やかな2番というより重厚でマッチョな2番という感じ。あらためて「2番も演奏によってはこんなに違うんだ!こんなにすごい曲だったんだ!」と再認識した。


休憩後いよいよ期待の第5番。
私はこの第5番も大好きだ。今回のチクルスの中でもっとも聴きたかったのがこの第5番と前日の第3番だった。
余談だが、第5番ってジャジャジャジャーンが先行していてあまりにベタすぎるのかさほど演奏されないような気がする。福岡にくる外来オケも九州の地方の県ではするのに(たぶんみんなが知ってる曲だから集客のねらいもあるのかな?)福岡ではほとんど演奏してくれない。
全体の細部にわたって素晴らしい曲なのになあ。「運命」というネーミングを外してほしいくらいだ・・・

それはさておき、演奏の話。
第2番のときより第一ヴァイオリンが2本増えて12本、コントラバスが2本増えて5本などやや増えてはいたもののやはり小編成。
しかし、この第5番の演奏がめちゃくちゃすごかった!!

ラトルは指揮台に登壇するやいなやいきなり指揮棒を振り下ろしたのでびっくり!!
(ほかの交響曲はすべて開始前に十分な間合いをとっていたので余計びっくりした)
第1楽章は疾走するような早いテンポで動機のタタタターももったいぶらずに早かった。

そういえばティーレマンとウィーン・フィルのチクルスのときホルンがタタタターを派手にパオって吉本新喜劇なみに椅子からずっこけそうになったのを思い出したが、今日はホルンのシュテファン・ドールさんが相変わらずの安定したホルン!しかもタタタターの最後の音をずっとのばすその息のながいこと!そしてそののばした音がオケに埋もれずずっと聴こえていた。
これは他の木管群の方達にもいえることで息が驚くくらい長く、しかもずっと聴こえている。

第1楽章の全開モードから一転、緩徐楽章の第2楽章がこれまた天上の音楽かと思えるくらい美しかった。

第3楽章では中間部のチェロやコントラバスのあの速いパッセージがこれまたとんでもなく速くてどぎもを抜かれた! どうやって弾いてるのか指の動きが速すぎて全然見えないくらい。
そして第3楽章から第4楽章へ移行するあのピアニッシモの部分も限りなく最大限の弱音・・・からの爆発!!
第4楽章の前進力、推進力、瞬発力は本当にものすごくて会場全体が惹き込まれていた。
自分も我を忘れて一心不乱に演奏しているオケの面々をただただ無心で見入っていた。


演奏終了後は前日とはうってかわってブラボーの嵐と拍手喝采となった。
楽団員がはけたあとも拍手が鳴りやまず、ラトルのソロ・カーテンコールが一度あった。
こんな5番はもう二度と聴けないんじゃないだろうかと思うくらいのものすごい演奏だった。

この日の終演後のサイン会はコンマスのシュターブラーヴァさんとクラリネットのフックスさんだったようだ。