ダーヴィト・アフカム&シュターツカペレ・ベルリン : ブラームス交響曲第2番他 | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

2016. 2. 25 (木)  19:00 ~   福岡シンフォニーホールにて

ウェーバー:歌劇 「魔弾の射手」序曲 Op.77 (J.277)

モーツァルト:オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b

ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 Op.73

指揮:ダーヴィト・アフカム
シュターツカペレ・ベルリン~ベルリン国立歌劇場管弦楽団



このコンサートも2週間前に行ったものです・・・てへ

2月19、20日にサントリーホールにバレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンのブルックナーチクルスを聴きに行ったが、今度はオケの方から私に会いに来てくれた~ピース♪←大ウソです。

シュターツカペレ・ベルリンは東京でのブルックナー・チクルスが終わったあとにここ福岡を含め地方公演を3か所で行った。
福岡公演はシュターツカペレ・ベルリンの来日公演のほんとの最終日だったのです。
長丁場の来日公演で皆さん本当にお疲れだったことでしょう・・・

地方公演は指揮者はバレンボイムではなくダーヴィト・アフカムという若手のかた。
2015年シーズンからスペイン国立管の首席指揮者だそうだ。


1曲目はウェーバーの「魔弾の射手」序曲。
この曲は私的にはなんといってもカルロス・クライバー指揮のものが強烈なインパクトがある。
シュトットガルト放送響とのリハーサルなどを収録したDVDやドレスデン国立管とのCDを持っているが、いずれもクライバーの指揮では音が生き生きしていてほんとに惹かれる。

カルロス・クライバー リハーサルと本番~魔弾の射手、こうもりを創り上げる若き奇才の姿[DVD]/C. クライバー&シュトットガルト放送響

ウェーバー:魔弾の射手 全曲/ポリドール
C. クライバー&ドレスデン国立管


シュターツカペレ・ベルリンの演奏はサントリーホールで聴いたのと同じくこの日も弦の重厚さ、音のうねりはさすがだと思った。

ただバレンボイムの指揮と比べてはいけないのだろうが、バレンボイムのときと比べて楽団員の皆さんあまり指揮者を見ていないような・・
2回目のカーテンコールのときに指揮者が木管の方々をひとりずつ立たせて拍手に応えさせる際にうっかりコンマスの肩もさわってしまったものだから、コンマスはオケ全員を立たせるものと思わず立ち上がってしまった。
で、「個人を立たせるんならオレの肩をさわるな(怒)」というようなジェスチャーを指揮者に対してしていた。(このコンマスさんサントリーホールのときと別の方?)
そしてこのコンマスさん、カーテンコールが終わるとさっときびすを返していの一番に出て行った。恐らく機嫌をそこねたのだろうが、指揮者が若い方だからだろうか、バレンボイムのときとはえらい違いだ・・・顔2


2曲目はモーツァルトのオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲。この曲で一番楽しみにしていたのがオーボエ奏者のグレゴール・ウィットさんheart+kira*
この方サントリーホールでのブルックナーチクルスの最終日の交響曲第9番で演奏していた。
前日の第8番ではたぶん女性奏者だったと思うのだが(席が遠かったので違ってたらすみません)、第9番のとき「あれ、今日は違うかたが首席なんだな」と思ったら! このかたがまためちゃくちゃ上手かったんです∑!!

「このちょびひげのおっさんめちゃ上手いなあ!」と感動していたら・・
前回の記事に書いたバイエルン放送響のオーボエ奏者のラモン・オルテガ・ケロさん、バイエルンに入団する前に、バレンボイムが設立したウエスト=イースト・ディヴァン・オーケストラ(このオケはイスラエル人とパレスチナ人の架け橋を目的として作られた)に所属していて、バレンボイムつながりでシュターツカペレ・ベルリンのオーボエ首席奏者であるグレゴール・ウィットさんから色々学んだらしい。
ケロさんの師匠といってもいいのかもしれない。どおりでうまいはずだ!!

この曲個人的にはあんまりおもしろくない(すぐ寝そうになる笑う)んだけど、この日はウィットさんのオーボエやっぱりうまかった!この3日前にケロさんのリサイタルを聴いていたのもあって、なんだか感慨深かった。


グレゴール・ウィットさん。今は黒縁のメガネにちょびひげで手品師みたいです失礼
(画像はフジテレビのHPからお借りしました)



休憩後にブラームスの交響曲第2番。
実はこの曲を生で聴くのはこの日が初めて。ブラームスの交響曲は生で聴いたのはまだ1番と4番だけなのだ~。 なのでこれもすごく楽しみにしていた。
完成までに21年を要した第1番に比べると約4か月という短い期間で完成したといわれるこの第2番は、何だかつきものがとれたかのように明るく伸びやかな曲調で当時のブラームスの心境がしのばれる気がする。

この第2番の演奏、ヒジョーに感動的だった!!
ブラームスは本家本元とばかりの自信に満ち溢れた演奏。何度も書いちゃうが弦全体の重厚な音のうねりがすごかった!
「指揮者なんか見なくたってオレたちゃこんなすごい演奏できるばい!」←博多弁なはずない笑う  といわんばかりの(言ってない)演奏だった。
やっぱりブラームスはすごい!


何度目かのカーテンコールで指揮台に立ったアフカムさん、「アンコールはないんですよ。ごめんなさいね!」と客席に向かって謝るようなしぐさを見せた。
(アンコールに対する団員の同意が得られなかったんだろうかな~)なんてつい邪推してしまった・・

違う指揮者で同じオケを立て続けに聴けるなんてそうそうないことだと思う。その意味では大変貴重な経験をさせてもらった。

ダーヴィト・アフカムさんの指揮がよくないとかそういうことを言うつもりは毛頭ないが、バレンボイムの指揮のときと比べてオケの醸し出す音は明らかに違う気がした。
でもバレンボイム指揮のときを聴いていなければ、この日の演奏は最高!と思っただろうな。
それは指揮者自身のテクニックというよりも、楽団員と指揮者との関係や指揮者による楽団員自体の士気にも関係しているかもしれない。

今大御所といわれる指揮者の方々も、まだ無名の若いときは同じような苦労がたくさんあったことだろう。「世界のオザワ」こと小澤征爾さんだって大昔にはN響事件とかボストンでのご苦労とかいっぱいあった。さきほどCDなどを紹介したカルロス・クライバーもまたしかり。
数年後、10年後くらいに今日のこの同じコンビでの演奏をぜひ聴いてみたいと強く思った。