おしっこの時にお尻から血?! | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

(2017年1月27日加筆修正)

 

今日のブログのタイトルは
検索ワードから
そのまま抜き出しました。

 

Googleやyahooなどの検索で
私のブログに入ってくるケースが
1日1000を超えました。


それだけ
痔のことや
オシリのことで悩んで
調べている人が
多いってことなんでしょう。


オシリから出血する=痔!

と思っている人が多いようですが
必ずしも痔とは限りません。


肛門癌直腸癌かもしれないし
潰瘍性大腸炎のケースも
若い女性で多いです。


痔からの出血と似ているのですが
よーく患者さんの話を聞いていると

ん?
ちょっとこれは違うな・・・

と分かることが多いです。


便の時だけじゃなくて
オシッコの時にも肛門から出血する

という場合は
痔ではない可能性が高いです。


潰瘍性大腸炎についての説明は
専門の先生に譲りますが
簡単に言うと腸に炎症が起こり
潰瘍が出来る病気です。


肛門のすぐ近くの直腸に
所見が見られることも多く、
直腸から始まって
奥に広がっていくケースも多いです。


だから
肛門科で初期症状を見逃さずに
拾い上げることは大切
です。


実際に
大阪肛門科診療所に
出血で受診された患者さんの
3%くらいに
潰瘍性大腸炎が見つかります。


肛門に指を入れて診察するときに
私は指の付け根まで挿入して
必ず奥を念入りに診察します。

 

そこに癌が無いかどうか
見落とさないためです。

 

便が残ったり溜まったりしていると
診断の妨げになるので
便を確認した場合は
坐薬を入れて排出してもらってから
もう一度、診察し直します。


そうすると
奥の腸が下りてきて
より広い範囲を触れますし、
便が無くなったら
腸の壁の感触がよく分かります。


小さなポリープも分かりますし
腸の粘膜の感触も
何となく違う・・・
という自分の勘や違和感を
大切にするようにしています。


肛門を診るための肛門鏡で
垣間見える直腸も
注意して観察するようにしています。

 

そこで
発赤や出血などの

所見が見られることも
時々あります。


おかしいな・・・

と思ったら
専門の先生を紹介しています。


潰瘍性大腸炎を疑った場合は
炎症性腸疾患を専門にしている
内科の先生を紹介しています。


癌を疑った場合は
大腸外科の先生を紹介しています。


どこに行っても
一つとして同じ医療はありません。


医師には
それぞれ専門があり
得意分野不得意分野
専門専門外があります。


どうせかかるなら
その疾患に詳しくて
経験豊富な専門の先生の方が
患者さんも
安心してかかれると思います。


色々な科を掲げているクリニックでも
すべての科を専門にしてるのではなく
その中でも
得意な科と、
あまり詳しくない科があるのが普通です。


だから
なるべく
その疾患を専門にしている先生を
選んで受診して下さいね4


それは
何も肛門科に限った話じゃなくて
科が違っても同じです。


ずっと胃腸科にかかっているのに
潰瘍性大腸炎やクローン病と
診断がついていなくて
見落とされているケースを
今までに何度か経験しています。


詳しくないと
その疾患が分からないのは
専門外だから仕方ないと思うのですが
せめて何が専門か
患者さんに分かるような
クリニックの標榜が実現すると
いいですね。


肛門からの出血=痔
とは限りません。

 

オシッコの時に
肛門から出血する場合は
腸の病気の可能性もあります。


ちゃんと専門の先生を選んで
受診して下さいね。


肛門科の専門性についての話はコチラ↓

「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」

「専門じゃないって書いてて欲しかった!」

 

診療所のオフィシャルブログで詳しく解説しています↓

 

排便時の出血〜痔ではなく腸の病気の可能性もある〜

 

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