ジオン注射を受けてから肛門が痛い?! | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

(2019年6月15日加筆修正)

大阪肛門科診療所では

ジオン注射はしていません。


ジオン注射希望の患者さんは

保険診療の肛門科を紹介しています。



私たちが注射療法をしない理由については以前のブログにも書きました。


私が注射療法をやらないワケ

注射療法の限界

講習さえ受ければ誰でも使える注射療法

ジオン注射の後障害




そもそも

痔って

間違った排泄が原因で

引き起こされている


と考えているので

私たちは手術や注射ではなく

便通を直すことから始めます。



それで治ってしまうことが多く

最近では手術まで減っています。


大阪肛門科診療所の手術率は

5%以下です。


ほとんどの患者さんが

手術をしなくても

便通を直すだけで症状が改善します。



注射療法の必要性を感じない

ということだけでなく

たくさんの後障害の患者さんを診てきたから

怖くて出来ない・・・

という事情もあります。



セカンドオピニオンで来られる患者さんは

ジオン注射を受けたけど
うまくいってないケース
なので

仕方がないのかもしれませんが

どうすることも出来ない後障害で

患者さんもつらいでしょうが

それを治せない私たちも困っています。



一番困るのが

ジオン注射後の痛み

です。


注射療法を受けてから

1年以上たっているのに

痛みが残っています。


もちろん

注射療法を受けた病院や

先生にも相談をされています。


だけど


痔は注射で治っている

何も異常は無い

あなたの気のせいだ

痛みに対して神経質になっているあなたが悪い



と言われて

精神的にも追い詰められ

困り果てて受診されます。


そして

私たちも困ってしまいます。。。


だってね

診察しても痔が無い

ことが多いからです。


でも

注射をされた部位が

固くなって伸縮性が悪くなっている


ということがあります。


肛門が狭い

と表現するには

ちょっと違うし


そんなに狭いワケじゃないけど

肛門が硬い・・・


ということが多いです。


便が出しにくくなった

と言われる患者さんもおられます。


セカンドオピニオンの患者さんで

他の施設で手術を受けた人や

注射療法を受けてしまった人で

困るのは

手術や注射を受ける前の肛門の状態が分からない

ということなんですやる気なし


前の肛門がどんな状態だったのか

今となっては分かりません。




注射療法のせいでそうなったのかも

究極、分からないワケです。



だから

注射をした先生に相談するようオススメしています。


だって

その先生しか

最初の肛門の状態を知らないから。



また私たちはジオン注射をしないので

経験も知識もありません。


副作用や合併症、後障害に

どのように対処していいのか

まだ正直分からないのです。


ただ

便通を直してもらうと

痛みが消失したり

楽になるケースもたくさんあります。



だから何かお役に立てることもあるかもしれません。



でもジオン注射は歴史がまだ10年そこそこ。

20年後、30年後の肛門がどうなっていくのか

まだ誰も知りません。



これからずっと

注射を受けた人の経過を観察するしかないのです。



そして

重篤な後障害の患者さんに共通していることがあります。


それは

専門外の先生に注射を受けている

ということ。


だから

誰にやってもらうかで
結果が全然違ったものになる


とも言えます。



最初は肛門を専門にしている医師200名程度にだけ使用を限定していたジオン注射。


今では肛門科どころか

産婦人科や乳腺外科など

肛門の診療に携わらない医師にも

講習さえ受ければ使用が認められているそうです。



だから

どうせ受けるなら

専門の先生を選んで下さい。


きっとトラブルも少ないと思いますよ。


あなたがかかっている先生は

本当に肛門科の先生ですか?



専門性についてはコチラの記事を参考にして下さい↓

「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」


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