北上田さんはこの本に登場している方です。
灘中・高から京都大学理学部。
'90 国際数学オリンピック北京大会日本代表。
’91京大入試トップ。
国際数学オリンピック日本代表における北上田敦君のプロフィールを「科学朝日」(1990年6月号)は、こう紹介していました。
「あの灘高の生徒会長。理数系だけではなく、すべての科目ができるオールラウンド型。趣味は映画を見に行くこと」
灘高の庄義和先生の話は「週刊現代」によれば、「彼は中1の2学期からずっと級長で高2では生徒会長。ソフトボール部の部長もしています。彼の数学の力は99%の才能と1%の努力かな。他の学科も断然トップ」
また後年、庄義和先生は思い出に残る灘高卒業生として北上田君を挙げ「彼は烈な読書家であり、あらゆる分野において博識であり、全科目成績抜群。京大卒業間近に病気で亡くなったのは非常に残念だった」
私がセミナースタッフに選ばれて初めてのスタッフ6人が顔合わせをした大学1年の秋。
同じスタッフメンバーに北上田さんがいることを知り、恐れ多い思いをしました。国際数学オリンピックに日本が初めて出場した時のメンバーですから、当然名前は知っていました。同じ数理の翼会員であることは後に知りました。
セミナーでも先生の英語の講義を後で高校生に噛み砕いて説明していましたし、性格は優しくて頭脳明晰、こんな人が世の中にいるんだと思いました。
ガンと後に知り、病院でも勉強できるように翼メンバーで当時はまだ高かったノートパソコンを買うために寄付を募り、贈呈しました。
北上田さん、大学4年の時に亡くなられたと知った時は。。。
私にとっては北上田さんとの出会いは広中先生との出会いと同じぐらい貴重な経験です。

