おはようございます。元コミュニケーション音痴、そして現在コミュニケーション講師をしている、ビィハイブ・谷口祥子です。
先日、私が敬愛するコンサルティング事業&企業内教育事業を手がけるグロースリング代表の仁科さんから講演会にお誘いいただきました。
グロースリングさんHP⇒ http://www.growthring.jp/index.html
72歳になられる最高顧問の廣野 穣さんの講演会です。
http://www.growthring.jp/members/hirono-minoru/index.html
廣野さんは、焼酎「純」を開発することで、危機に陥っていた宝酒造を救ったコンサルタント。
タイトルで紹介したものの他に、松下のシステムキッチンNAISやMAZDAの真っ赤なコスモの開発者でもいらっしゃるそうです。
日本の高度経済成長を切り開き、支えてきた廣野さんのお話はとても刺激的でした。
まだ宝酒造がビールを造っていた当時、焼酎というと度数が強くて粗野な男の酒で、女性が飲むなんて考えられない商品だったそうです。
飲む方ならおわかりだと思いますが、日本酒などの醸造酒に比べて、焼酎などの蒸留酒はあまり悪酔いしません。
なぜ悪酔いしにくいかというと、胃腸の中で発酵する混ざり物がほとんどないからなんだそうです。
廣野さんは、商品には「見かけ上の伝説・文化」そして「本当のあるべき姿」があるとおっしゃいます。
つまり「度数が強くて粗野な男の酒で、女性が飲むなんて考えられない」というのは「見かけ上の伝説・文化」であり
ヒット商品を生むには「本当のあるべき姿」を見出す必要があったのです。
そこで彼は焼酎のイメージを心理的に分析し「男の火の酒」と「純な酒」という2路線を考え出しました。
まず先行して若者向けに開発した「純な酒」を売り出したところ、またたく間に大ヒット!そのまま30年以上を経た今でも売れ続けているのが「純」なんだそうです。
「おっさん向けの粗野な酒」のイメージから「混り気のないピュアな酒」という方向にイメージ転換したことで、同じ素材である焼酎が脇役からスターダムにのしあがったなんて、実に面白いですよね。
同じように私たちは、身のまわりのものの「見かけ上の伝説・文化」に洗脳されています。
私が子供の頃クラスの男子が「赤やピンクは女の子色、青や緑は男の子色。じゃあ黄色はどうなんやろ?」と言っていました。
洋服や文房具を買うとき、男の子は男の子色を、女の子は女の子色を、という傾向が強かったように思います。
しかし今ではそういった性別による区分が消費者の意識から随分なくなってきたのではないでしょうか。
あなたが仕事で扱っている商品やサービスの「本当のあるべき姿」とは何でしょうか?
それを発見したら、ますます売り上げが上がるかも知れないし、新たなチャンネルが拓けるかもしれません