岡田多母「天人に還る」の表紙

 20年以上前に読んだ『愛しのテラへ』の著者の新刊本を発見したので読んでみた。『愛しのテラへ』からは、何かしら奥深いものを感受していたからだろう、今日まで決して忘れることのない著作だった。故に、その頃手にした、多母さんの別の著作3冊が、この読書記録に残っているけれど、いずれも2012年以前に読んだものなので14年ぶり。

 本書には、特殊能力をもつ著者さんを見出してくれた船井幸雄さんのことも書かれていて、「へぇ~、そうだったんだ」などと思いつつ読んでいた。2024年1月初版。

 

 

【釜石鉱山の水】

 坑内ではその水をドラム缶に入れ、工具やら釘やらを全部そこに入れて保存しているとのこと。でも・・・(中略)・・・錆びないと言うのです。これには驚きました。鉄を錆びさせない水。ということは、身体を錆びさせない水? これこそ求めていた吉祥の水です。

 後日調べてみると、「πウォーター」と言われる水ではないかと思い当たりました。πウォーターとは「超微量の二価三価鉄塩に誘導された水」と定義されています。地球が存在しはじめたころと同等の、還元性の高い、錆びない水。動植物の内部の水と同種の「生命の水」。(p.70-71)

 πウォーターという商品名は聞いたことがあったけれど、その内容については知らなかったので今更ながら書き出しておいた。

 この水は、新日鉄釜石の協力のもと、「還元水」という名で販売されているらしい。

 

 

【旧暦人気】

このところ「旧暦」が人気だと耳にしますが、たぶんそれは、暦というものが自然の運行を観察し、読み解き、表したものだからでしょう。つまり暦、とりわけ「旧暦」は、日本人の叡智がぎっしり詰まったバイブルだからです。・・・(中略)・・・。

 旧暦で表現される “生きている季節感” はとても大事です。近代的な器具に囲まれてしまったとはいえ、その気になれば私たちにも自然の動きが感受できるはずです。特別な超能力を開発するのではなく、余計なものを外し、学べるものを学びましょう ――― そういうところから「旧暦講座」も始めました。(p.79-80)

 今日の世界の潮流は、明らかに「日本化」へと向かっている。日本人にとって、それは、「本来の日本人へと回帰する」ことを示しているのだけど、明確にそのことを自覚している日本人は、まだそんなに多くない。

 「本来の日本人へと回帰する」には、昭和生まれのオジチャン・オバチャン世代が中心となって、子どもだった頃の日本人の精神性を再現すべく、「自然に基づいた“心の回帰”」をせねばならないことを意味している。

 AIは急加速で進化するステータスに入ってしまっているけれど、日本人本来の精神性も急加速で回帰(ないし復元)する必要がある時代に入っているのである。それは相反する方向などではなく、地球進化の両輪となる基幹軸である。

 日本人の叡智がぎっしり詰まった「旧暦カレンダー」は、アマゾンでも販売されているけれど、100均ショップでも、是非とも販売してほしいもの。

 

 

【高天原の光景】

 著者さんが祖霊祭で感得した高天原の光景。

 生き生きした霊気、透き通った清らかな空間、エメラルドグリーンの緑、クリスタルの輝きを放つ水、人々の柔らかさ、しなやかさ、鳥、花、草、虫 ―― なにもかもが調和的で、朗らかで、暖かく、美しく、清らかです。何とも表現しようのない懐かしさに光り輝いています。ああ・・・これがこの地上の本来の姿なんだ、この高天原こそ人の世というものなんだ。地上の楽園、惟神(かんながら)の神世(かみよ)。弥勒世 ――― 伝え聞いた本来の世界。求め願っていた人の世は、この高天原。(p.83)

 祖霊たちが、のんびりとくつろいでいます。すがすがしい空間、晴れ晴れとした空気。そこは、いわゆる高天原でした。天照大神、月読命、須佐之男命らの神々でしょうか、『古事記』や『日本書紀』にあるような古来から伝えられてきた神々がゆったりと生活しています。日本人の魂の原型のような情景です。その様子を覗けば覗くほど、「あ、ここが根本だ」と感じられました。(p.101)

 他の次元空間は、三次元の空間内に、いくつも重合していて、その中のどの次元にチャンネルを合わせるか次第なのだけれど、モノ・カネ主体の三次元空間で生きている人間達は、魂の純度を落としてしまっているので、本来の魂の純度で見える世界(高天原)にチャンネルを合わせることができなくなってしまっている。

 スピリチュアルな世界に参入している人々は、「本来の自分を取り戻す」ことの重要さをよく知っているけれど、地球の周波数が低い段階では、なかなか「本来の自分を取り戻す」ことは容易ではなかった。

 本書には、著者さんが「本来の自分を取り戻」していった過程が記述されている。

 

 

【自分を取り戻す】

 世間ではOSHOの弟子たちを「サニヤシン」と呼びますが、その意味は、「内的宇宙を探求する者」ですね。(p.88)

 「本来の自分を取り戻す」方法は、いくつもあるけれど、本書には「内的宇宙を探求する者」という表現で、OSHO関連の瞑想法などが紹介されている。OSHOとは、ヨギ・バジアン・ラジニーシのこと。

  《参照》  『山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?』山川紘矢・亜希子・雲黒斎

          【「宗教」と「宗教性(=スピリチュアル)」】

  《参照》  『前世療法』ブライアン・L・ワイス(PHP)
          【精神世界の中心は】

 

 

【倭はまほろば】

 倭(ヤマト)は まほろば(真秀) 畳(たたな)づく 青垣 山籠れる 倭うるわし (倭建命)

「まほろば」は「もっともすぐれた場所」の意ですから、青垣の家が重なり、山々に囲まれている、もっとも美しきわがふるさと倭よ ――― と、故郷を詠ったのでしょう。(p.98)

 倭建命のこの歌の出だしは、一般には、「やまとは くにのまほろば」 だけれど、本書では、なぜか “くにの” は記述されていない。

 意味を詮索する前に、まずその感じです。それを味わって、状況を想像してみるのです。晴れ晴れとした気分が満ちてきませんか。丸ごと暗記したい一句です。

 和歌は音と音の響きで、そのエネルギーと意味を表します。それらは共振共鳴し、やがて力を持った現象になります。文字はそれを具現化する力を持っているからです。(p.98)

 和歌は、左脳で理解しようとするのではなく、右脳で感覚的に捉えるべきもの。

 日本語(やまとことば)は、そもそもからして右脳優位に構造化されている言語なのだから。

  《参照》  『感じることば』 黒川伊保子 (筑摩書房)

         【やまとことば】

  《参照》  日本文化講座⑩ 【 日本語の特性 】 <前編>

         ■ 日本古来の文化芸術 “ 短歌 ”の世界に見られる日本語の特性 ■

 大切なことは、一に戻ること、初心に戻ること、根源に帰ること、親や先祖がいる郷のことを思うことだと思います。郷の便りを心で読むこと。それが「響」ですから、神参りは大事な神事となります。あなたは、あなたの産土様を大事にしてください。(p.105)

 

 

【「自然法」という自律法】

 地球には「自然法」という独自の理があります。地球上での営みを正常に行う自律法です。この惑星で生きるのにぴったりに作られていて、それに則って生きれば、無駄な苦しみや悩みはなく、スムーズに健やかに生きられます。(p.113)

 先に書き出しておいた「旧暦」は、「自然法」の暦。

 もちろん私がいたあのテラも、そこに生きる人間や動植物も、自然法のプログラムの中にありました。同じ仕組みの上に、宇宙的、地球的変化が常にあり、動きが起こり、全てが連動して生きていました。テラも私たち人間も、一瞬たりとも同じところに留まることなく変化変容しています。その変化に合った生き方をする。それが自然法に則った生き方です。(p.113-114)

 現在の地球人は、全てが「カネ」基準である。カネは「人為法」によって生み出されたものであって、「自然法」の枠内にはない。

 故に、現在の地球を良き方向へと進化させたいのであるなら、「マネーフリー社会」を基幹に据えた未来像をイメージしておくのが前提になる。

  《参照》  『宇宙人の流儀』サアラ・池川明(大和出版)《後編》

          【「所有」「お金」「評価」】

  《参照》  『宇宙パラレルワールドの超しくみ』サアラ(ヒカルランド)《後編》
          【マネーフリー社会への意識改革】

  《参照》  『アセンションの超しくみ』サアラ(ヒカルランド)《前編》
          【貨幣経済社会からマネーフリー社会へ】
  《参照》  『プレアデス星訪問記』上平剛史(たま出版)《前編》
          【諸悪の根源】

          【階級制度と貨幣制度は不要】

 

 

【「自然法(右脳)」と「人為法(左脳)」】

 AI(人工知能)はAGI(汎用人工知能)となり、既にフィジカルAGI(汎用人工知能ロボット)へと進化を遂げつつある。であるなら、左脳部分の活動は、人為技術の粋である汎用人工知能ロボットに任せて、人間は、右脳部分にゆだねた生活に専念できるだろう。 右脳優位であれば、人間は宇宙や地球の変化に則した生き方を自ずとするようになるのである。

 右脳は「自然法」に則し、左脳は「人為法」に則している。右脳はレムリア文明を主催し、左脳はアトランティス文明を主催した。

 フリーエネルギー技術が解放され、生産・製造のほとんどを汎用人工知能ロボットが担うようになれば、物価は総じて下落し、人間は労働から解放され、ベーシック・インカムによって生存は保証されるようになる。これこそがマネーフリー社会の下地となる過程である。

 レムリアとアトランティスの統合・融合によってこそ、地球の進化は安定的に促進する。そして、地球上でそれを成せる国はただ一つ。技術力・精神性・霊性においてすべからく抜きんでている国・日本のみ。 日本が地球進化の中心となり、“ネオ(新)縄文文明” を結実させてゆくことになる。

  《参照》  日本が世界を牽引する

 

 

【縄文人と縄文土器】

 当時の人々は宇宙の様子に通じていました。対象を取り巻く波動、またはそのバイブレーション。その生命力に感応し、それを形にしたのでしょう。新しい生命を産み、育むその生命力、溢れんばかりの愛情。縄文土器を見ていると、ほっとして嬉しくなります。

 縄文の人たちは余計な思考や欲がなく、言葉の数もいまほど多くなく、人間同士のやりとりもテレパシーでまかなっていました。シンプルに生きていたから、宇宙にある意思や情報を容易に変換し、共振・共鳴がスムーズに行われていたのでしょう。土器はその証です。(p.118)

  《参照》  『日本国史(上)』田中英道(育鵬社)《前編》

           【縄文土器の縄目模様】

           【火炎土器が表す水信仰】

 縄文土器に関する解釈はいろいろあるけれど、縄文時代の人々には、現代の人々にはない特殊能力があったという見解は、否定しようがない。「縄文人は、狩猟採集しかできない原始人」と、いまだに思い込んでいるなら、DSが仕掛けた歴史洗脳工作にまんまと嵌っている証拠。

 また、「地球進化の先は、現状の延長線上にある」とかたくなに思い込んでいる人々がほとんどではないだろうか。つまり「物質的豊かさを維持したまま地球は進化してゆく」と。長期的に見た場合、それは明らかに間違っている。

 宇宙の周期律的な変曲点上にある現在の地球は、かつての縄文時代と同じ宇宙の周波数帯域に入りつつあるため、縄文人のような特殊能力を持つ人々が次第に増えてゆく。それによって必然的に人類の集合意識は変わってゆく。つまり、モノに依存する必要がないことに、自ずと気づいてゆくのである。

 かつての縄文人たちは物質的繁栄を必要としなかった。今後、日本人によって主導される「ネオ(新)縄文文明」もまた、物質的豊かさを必要としない生活形態へと収斂してゆく。高度な技術力によってこそ実現するマネーフリー社会は、必然的に物質的欲望を誘(いざな)わない社会だからである。

 

 

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