【だからこそ】
中国のしたたかさはこの程度ではない。世界展開している中国の現実は、日本人では発想できないものである。
中国はたしかに、今も世界中からすべての技術、文化、教養までを泥棒しつつある。タダで泥棒する。最新作の封切りの映画作品もどこかでビデオで撮影されて、数日後には上海や北京で売られているという。だからこそ、すべてがほぼタダで手に入る国の経済成長を恐ろしさを、私たちは本気で気づかなければならない。それは爆発力にも似た巨大な成長である。(p.67)
「だからこそ・・・」 以下の考え方が、道徳(モラル)を経済の根幹と考える普通の人々と違っている。しかしながら、確かに客観的に考えれば、仕入れ値なし(原価ゼロ)で生産すれば、膨大な利益を生み爆発的成長を可能にする。であるから、「中国経済の強さは、そのアンモラルぶりに依拠する!」 というオッ魂消た解釈こそが妥当なのである。中国のしたたかさはこの程度ではない。世界展開している中国の現実は、日本人では発想できないものである。
【中国の生産建設兵団】
かつて英国は犯罪者たちをオーストラリアや北アメリカの東岸へ送りつけてきた。ピルグリム・ファーザーズ以前にそういった人々が既にアメリカで都市を作り生活をしていたのである。それと同じことを、現在の中国は世界中のいくつもの地域・国々でやっている。中東や東欧地域に送り出されているのは、さすがに犯罪者ではない普通の人民なのであろうけれど、10万人単位となれば、明らかに柵封国家の拠点ともなる。
《参照》 『中国は日本を併合する』 平松茂雄 (講談社インターナショナル)
【国境線ではなく 「辺彊」 という主張】
おそらく10万人単位の中国人の屯田兵部隊のような建設兵団が、世界中のあちこちに 「経済支援、開発支援」 の名目で住みついている。(p.156-157)
何と言っても中国の最大の資源は、膨大な人口である。そして欲しいのは鉱物やエネルギーなどの資源である。そのために犯罪者などで構成された建設兵団を途上国に送り出し、過酷なインフラ整備を助け、資源を受け取るのである。かつて英国は犯罪者たちをオーストラリアや北アメリカの東岸へ送りつけてきた。ピルグリム・ファーザーズ以前にそういった人々が既にアメリカで都市を作り生活をしていたのである。それと同じことを、現在の中国は世界中のいくつもの地域・国々でやっている。中東や東欧地域に送り出されているのは、さすがに犯罪者ではない普通の人民なのであろうけれど、10万人単位となれば、明らかに柵封国家の拠点ともなる。
《参照》 『中国は日本を併合する』 平松茂雄 (講談社インターナショナル)
【国境線ではなく 「辺彊」 という主張】
【世界政治の本当の焦眉の中心】
中東のレバノン南部のシーア派民兵組織ヒズボラ(イランが支援。大後方 the great back ) も、パレスチナ人の暴力団的自衛組織のハマスにも、実はひそかに中国の支援が行われている。ということは、イスラエルは己の存亡をかけてこの事態に対処しなければ済まないのである。ここに現在の世界政治の本当の焦眉の中心があるのである。このことの凄さが分かると、「あと5年で中国が世界を制覇する」 という私が立論・予測する諸背景がわかってもらえるだろう。(p.161)
横帯にある 「2010年末、中国が米国債を叩き売る!!」 という記述と考え合わせると、まさに、資本と軍事の両面作戦で対アメリカ戦略を練っているのだろう。 “肉を切らせて骨を切る” 覚悟で、アメリカの中枢であるユダヤ勢力の息の根を完全に止めるつもりか。
【北朝鮮との国境の街、丹東で】
ついでだけれど、この地域には遥か昔からこのような民族対立感情がある。だからこそ、日本が朝鮮半島を統治していた時代、朝鮮人たちは、日清戦争に勝った日本人の名前を自ら欲しがっていたのである。
《参照》 『日・中・韓 新三国志』 古森義久・黒田勝弘 (徳間書店)
【これが心理学的に解明できる韓国人の実像である】
地元の中国人たちは、朝鮮人を明らかに見下していて、朝鮮を属国(藩国、朝貢国)扱いしていることが見て取れた。
これに対する朝鮮人側の、反発と敵愾心のようなものが強いことを私は肌で感じた。朝鮮人たちは中国の支配に対して徹底的に戦う、という決意のようなものを抱いていることがよくわかった。中国人(漢人)に呑み込まれたくないという強い民族自立の意志がある。だからハングル文字なのである。(p.178)
中国も反日で、北朝鮮も反日で、韓国も反日であるから、中国、北朝鮮、韓国は一枚岩なのだろうと思ってしまうのは、アメリカの ”分断と統治政策” によるプロパガンダに洗脳されきっている証拠である。これに対する朝鮮人側の、反発と敵愾心のようなものが強いことを私は肌で感じた。朝鮮人たちは中国の支配に対して徹底的に戦う、という決意のようなものを抱いていることがよくわかった。中国人(漢人)に呑み込まれたくないという強い民族自立の意志がある。だからハングル文字なのである。(p.178)
ついでだけれど、この地域には遥か昔からこのような民族対立感情がある。だからこそ、日本が朝鮮半島を統治していた時代、朝鮮人たちは、日清戦争に勝った日本人の名前を自ら欲しがっていたのである。
《参照》 『日・中・韓 新三国志』 古森義久・黒田勝弘 (徳間書店)
【これが心理学的に解明できる韓国人の実像である】
【創氏改名について】
【北京語は、満州人の文字と言葉】
満州文字(女真文字)は、モンゴル文字とそっくりだという事実である。こういう 「当たり前の大きな事実」 が日本国内になかなか伝わらない。だから私が、はっきりとこのように書く。(p.153)
ビックリは、まだある。
実は満州人の征服王朝である清帝国が北京語(普通語)を持ちこんだのである。私はこの事実を中国人(満州人)から聞いてビックリした。 「旧満州の中心都市ハルピンで使われているコトバが今の北京語そのものだ」 そうである。北京語というのは、だから満州人の話し言葉なのである。(p.200)
【中国が世界覇権国家になる条件】
ならば、中国が世界覇権国家になど決してなれないのではないか。
盛衰を繰り返してきた中国史の中に吸い込まれてゆくだけだろう。
1、 共産党独裁体制をやめて民主政治体制になる。
2、 台湾、新彊ウイグル、チベットに大きな自治権を与えて漢人との平和互恵の体制にする。(p.145)
著者は、このことを最後のあとがきにも書いている。2、 台湾、新彊ウイグル、チベットに大きな自治権を与えて漢人との平和互恵の体制にする。(p.145)
ならば、中国が世界覇権国家になど決してなれないのではないか。
盛衰を繰り返してきた中国史の中に吸い込まれてゆくだけだろう。
《参照》 『最高指導者の条件』 李登輝 (PHP)
【中国史は 「輪廻の芝居」 】
<了>
この書籍の中国予想について、船井さんは以下のように書いている。
【船井さんの中国予想】
副島隆彦・著の読書記録