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 著者はお医者さん。医学的な見地から、性差に関して示唆的な内容を記述している。
 しかし、終盤に記述されていた、日本社会の崩壊を食い止める手法(アルファー症候群対策)が、真に良い。


【女は 「存在」 であり、男は 「現象」 である】
 多田富雄先生は、「免疫系からみても、男は女にとって「異物」であり、排除の対象になるが、男の中には必ず女としての「原形」が残っているので、女を排除できない」とも述べられています。そして、女は 「存在」 であり、男は 「現象」 であると結論されています。
 肝硬変が進んでくると、男の患者の乳が膨らんでくることがあります。本来、男の体の中にも女性ホルモンが存在していて、この女性ホルモンは肝臓で破壊されています。だが、肝臓病で肝機能が低下すると、女性ホルモンが壊されず体内に残るので、乳房が発達するというわけです。  (p.6-7)
 下記リンクの中で、養老猛司さんが先輩の名セリフとして書いていたことの医学的な根拠が、こんなところに書かれていた。
   《参照》   『オバサンとサムライ』 養老孟司・テリー伊藤  宝島社
             【オバサンとサムライ】

 

 

【女は強い、男は・・・】
 平均寿命が5~7歳、女性の方が高い。
 たいていの病気は、男性のほうが罹患しやすい。
 子供の自閉症、小児性の分裂病は、男児のほうが、それぞれ5倍、10倍と高くなっている。
 還暦すぎた夫婦で、配偶者をなくした場合、男性のほうが直ぐ死んでしまう。
 自殺も男が女の4倍。
 生理的、精神的に女は男より強い。これはもう真理といっていいでしょう。 (p.125)
 なぜそうなのか?
 女性の生理(月経)そのものが長寿の要因であるという説もあります。
 漢方の「万病一元、瘀血より生ず」
 女性は、毎月一回古血を捨てるのです。
 漢方医学の考え方に立つと、これ以上の血液改善の方法はないかもしれません。 (p.128)

 

 

【男がダメになったから、女がダメになった。 → アルファー症候群】
 いま、社会秩序は乱れに乱れ、道徳は地に落ちています。学校崩壊や家庭崩壊はその端的な現れです。単に秩序や道徳が乱れているだけではありません。人を人とも思わない、生命の尊厳がかけらも感じられないような蛮行や暴行、そして殺人の頻発は、人間としての基本が崩れてしまっているのではないかとさえ思われます。 (p.218)
 自分さえよければほかはどうなってもかまわない、自己中心主義、利己主義、といった問題も、アルファー症候群としてとらえることができます。 (p.219)


【アルファー症候群】
 アルファーは α で、ギリシャ語のアルファベットの最初の文字です。自分が一番の頭、ボス、リーダーであると思い込むことが、アルファー症候群です。 (p.214)

 アルファー症候群は病気です。病気なら治療ができます。病因をはっきりさせて、それを治すことで根治できます。
 アルファー症候群の病因は、父性の喪失です。男がダメだから、こういう病気にかかってしまったのです。 (p.219)

 

 《 チャンちゃんが直面したアルファー症候群の実例 》

 

 お盆の帰省中に、ほとんど会って話すこともない姪が、私に言った。
 「**ちゃん(ブログ筆者のこと)は、私を見下しているよね」 と。
 「???!!!」

 この姪は、法事の時、自分の父親のことを、「おやじ」 と言っていたから、
 「自分の父親に対して、そんな言い方はないよね」 と注意しておいたら、思いっきり不機嫌な顔をしていた。
 この姪は、父親に対しても、叔父さんに対しても、上下関係が全く分かっていないのである。
 また、人に何か言われても、決して 「はい」 と言ったことがないのである。
 人に愛されたことがない故に、自我を突出させることで更に孤立を深めてゆく個性である。

 こういう気の毒なバカ娘を育てた母親(姉)は、昔から決して自分が間違っていることを認めない性格の人物である。まさに “このバカ親にしてこのバカ娘あり” である。
 母親の性格から、家庭内部の様子がうかがえる。たとえ友達みたいな夫婦であっても、そこに、互いに対する “敬” がなければ、子供を教育するに相応しい家庭という基本的な “場” は決して成り立たない。
 妻が夫を立てるどころか、子供の前で母親が父親を否定し続け、母親が子供を自分と同じ未熟者としての父親を否定する同調者に仕立て上げようとし、それを父親が放置し続けるならば、その子供は間違いなくアルファー症候群に罹患する。
 父親が父性を喪失し、世の男性が誰も父権を貫徹させないならば、女も子供もアルファー症候群となって日本社会を崩壊させる。

 

 私は、このバカ娘に対して、机を叩いて、
 「誰でも彼でも平等だと思っているのか」 と言い、さらに、
 「“自ずからなる謙虚さ”ということが分かってないのか」とも。

 

 20年近くアルファー症候群で通してきた親戚のバカ娘の歪みを矯正するために、さらに時間を費やせば直るというものではない。これ以上の忍耐と時間延長は無意味である。教育は平等であっては成り立たない。直接の父親が父権を貫徹させないのなら、代わって叔父である私が父権を貫徹させるのみ。
 父権は、農業が生活基盤となっていた時代、土地を所有する者に付随する経済的支配力を背景に保たれていたものではあるが、生活基盤産業が変わってしまった今日でも、武士道の系譜にある日本文化の中で父権は維持されねばならないものである。収入が減っていようが、リストラされていようが、男は男である。
 世の父親に対して、日本文化維持のために必要な “自ずからなる謙虚さ” の意味が分からない母親と子供に対しては、意味を示して 「父権を貫徹させろ」 と言いたい。
             【倫理の再建には、まず忍耐心を鍛えよ】
             【愛しき日本の姫君達☆】

 

 

【父権、復権の必要性】
「21世紀は男を鍛える世紀」という小見出しの章が記述されている。その章の最後の文章である。
 男を鍛えなければなりません。男自らが己のだめさ加減を自覚し、努力しなければなりません。そうすれば女が立ち直ります。子供がよくなります。秩序が整然となり、道徳がよみがえり、活気に満ちた、住みよい世の中になります。
 二十一世紀はつまるところ、男が努力し、男を鍛えなければならない世紀だということです。
 日本はこの一点に集中していかなければなりません。   (p.226)

 男性は “剛” となって秩序を維持し、
 女性は “柔よく剛を制す” に即して、社会を根底から支えるのである。
 これが日本文化の基底にある 「擬似母系制社会」 のあるべき姿なのではないだろうか。
 この成否を握っているのは、実は男性ではなく、女性(母親)の「賢」か「愚」かである。 
 「夫婦別姓」、「男女共同参画」を企てる輩の目指すところは、“「愚」 なる母親” の創出である。
 日本文化を支えてきた家族制度の長所を熟慮することのできない未熟な一般人女性達が、率先して、“「愚」 なる母親” の実行部隊となり、新左翼の計画を推進する一翼を担ってしまっている。

 
 
<了>