国際ロマンス詐欺。被害者510人のリアルな声を集めると、盗られていたのは金銭だけではなかった。(Huffpost 2019/2/27 新川てるえさんの記事)より、今度は国際ロマンス詐欺師が自称する職業をトップから順にご紹介します。
第三位は『エンジニア』
エンジニアを名乗り近づいてくる詐欺師は女性狙いが多い。
何故エンジニアなのか。
1) 詐欺をはたらく途上国の若者にはエンジニアの仕事は高収入でステータスが高い、憧れの仕事である。
2) 石油・海洋・建設などで出張するエンジニアを設定することで、被害者には事情が分からない途上国でのプロジェクトでハプニングが発生などの筋書きを可能にする。
『エンジニア』を名乗る詐欺師の特徴
■ シングルファーザーを名乗るケースが多い。写真はネットで盗んできた普通の男性の写真もあれば、公に公開されたカリスマ医師などの平服の写真を使う場合もある。ITやハイテクエンジニアを名乗るケースは稀で、多くは石油・海底油田(Oil rigs, marine engineering)や建設(Construction contractor)を名乗るケースが多い。被害者を信じさせるために、プロジェクトの契約書などをメールで送ってきたりする。
詐欺の手口
■ プロジェクトの任地から荷物を送るので受け取ってほしいと言ってくる。(いわゆる箱もの詐欺)
箱に入れて送るという大金は以下のような設定
・自分が携わった以前のプロジェクトもしくは親の世代のプロジェクトの成功報酬
・第三国の貸金庫にあづけた大金や金塊。
・被害者への贈り物と称する荷物。
・被害者の国で起業するための資金。
■ 偽銀行に大金があり、それを被害者の口座に移す手続きをするなどの手口
・エンジニアがいると自称する国、もしくは第三国の銀行に大金があるとされる。『あなたを信用する』と言われ、偽銀行のウェブサイトと偽銀行のオンラインバンキングのアカウント、パスワードが知らされる。その銀行の預金を動かすのを手伝ってほしいという理由は様々。しかし、お金の移動や名義の変更などをすぐに実施しないと預金のすべてもしくは一部をその預金先の政府にとられてしまうと言った緊急性を促す筋書きである。銀行サイトにはのオンラインバンキングを使った詐欺は、「お金が被害者の手元に入る」ことを期待させるものであるため、被害者はこの後お金が請求されることをまず考えないかもしれず、偽銀行などから手数料などとしてお金が請求された後でも、口座に入っているお金が無事自分の口座に移れば元が取れると信じてしまう、非常に汚い手口である。さらに、この大金を被害者が自分の口座に移さなければ偽エンジニアはすべてを失ってしまうなどとして大げさに泣いたりするかもしれない。「出来過ぎた話」は信じないのがベスト。
■ 仕事上の問題が発生し、エンジニアがお金を払わなければならなくなる。しかし、メキシコとかマレーシアでATMカードとかクレジットカードが使えず、本国の銀行からのお金をおろせない。そこで被害者にお金を貸してくれと言ってくる。
■ エンジニアが事故で入院、入院費用や手術費用を要求してくる。
■ 途上国の路上で強盗に遭い仕事や滞在に必要なお金が払えなくなってしまったと主張し、お金を貸してくれと泣いてくる。
■ 途上国のプロジェクト現場で現地作業員を死なせてしまい、作業員の遺族からお金を要求されている。ATMもクレジットカードも使えないなどの言い訳をし、泣きつく。
■ 国に残した子供のための何らかの費用の送金を要求。
・子供が重病もしくは事故などで重傷。手術台・治療費などを戦地から支払えないので代わりに支払ってほしいと言われる。
・子供の誕生日やクリスマスプレゼントとしてお金やスマホなどを要求される。(子供から直接、もしくは軍人が提案してくる)
・子供の学費や生活費などを代わりに支払ってほしいと言われる。
その他様々なパターンがありますがリブログ記事もご参考に。第5位の『経営者・ビジネスマン』も同様の手口である。
