・面白きかな特殊詐欺・・・(汗) | 日本哭檄節

日本哭檄節

サミュエル・ウルマンの『青春』の一節、
≪ 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。≫
こそ、人生の糧(よすが)か・・・!
既に古希寸前に達した今こそ、この言葉に励まされながら、さあ、もうひと踏ん張りしてみるか・・・(笑)

 否・・・、昨今の、この法(て)の詐欺事件の多さを想えば、笑い事にしてはいけないネタだが、このジジイが、危うく引っ掛かりかけた

『特殊詐欺の手口・・・』

についての『自虐嗤い噺』で・・・!

 

 一昨日(=水曜日)の午後1時丁度くらいだったが、毎日の指活バイトの午後の部に掛かろうとする矢先、棲家(やさ)の固定電話が突然鳴ったので、

『どこからだ・・・?!』

と想いながらコードレス受話器を取って通話ボタンを押すと、いきなり、最近ヤケに多いガイダンス音声で、

『こちらは日本郵便です・・・。

 あなた様がお出しに為った郵便物の受取人が不在なので、荷物を返送します・・・!』

と云う趣旨のガイダンスが流れ、間を措かず、今度は生身の男性の声で、

『ハイ・・・、此方は日本郵便のお客様サービス相談センターの何某です・・・!』

と名乗る声が入って来た・・・!

 

 まあ、『日本郵便』と名乗られれば、大概の日本人なら、

『アラ、そう・・・!』

と想うと想うが、ジジイも、先ずはその名乗りを信用したところで、相手から、

『お宅様は、日本哭檄節様ご本人で居らっしゃいますか・・・?!』

と訊ねるので、『如何にも』と応えると、次に、

『送り先の何某様をご存知ですか・・・?!』

と来たもんだ・・・!

 

 ご存知も何も、ここ暫く、自分名義で日本郵便のご厄介に為った憶えも無ければ、云わた女性の名前など聴いたことも無いし、住所は、『東京都千代田区麹町の・・・』と云ったところまでは憶えて居るが、先ず、その女性の名前にまったく心当たりが無いし、千代田区なら永田町(=政治)は好きでは有るが、『麹町』なんてハイ・ソサエティな街に識り合いなど居ないので、

『まったく心当たりが無い・・・!』

と応えると、相手が、

『送られた郵便物の中身が書籍と為って居たが、書籍にしては形が不自然なので当局の職権で中身を検査したところ、中には現金80万円とキャッシュカード6枚が入って居たので、これは明らかに郵便法に抵触するので、事件として警視庁の方に緊急通報します・・・!』

と云った後、

『そう為った場合、お客様の金融口座や取引は、今後、全部停止されます・・・!』

と来たもんだ・・・!

 

 如何な『丸貧ジジイ』でも、月に僅かな口座引き落とし登録もして居るし、幾許かの普通預金の残高も在るところに、これを全部ストップされると困ると想うのが常任の人情だと想うが、そこがキャツ目らの第一の狙い目で、ジジイが一瞬思案に奔った隙をついて、

『これを止めるには、警察に「案件受理証明書」なるモノを届けなければ為らないが、お客様は宮崎に居られるので、警視庁へワザワザ出向かれるのは無理かと想いますが、当所(=相談センター)と警視庁の特殊詐欺対策課とは共同でこうした犯罪を防ぎ、捜査する体制を整えて居りますので、このまま担当対策課へ電話をお繋ぎすれば電話上で手続きが出来ますが、どう居たしますか・・・?!』

とボールを投げられたら、そりゃあ、些か気の動転したジジイからしてみれば、一応、

『お願いします・・・!』

と為るわなあ・・・(汗)

 

 ココが、キャツ目らの第二の狙い目だった・・・!

 

 暫く待たされた挙句、電話の相手の声が変わったところで名乗られたのは、

『警視庁・捜査第二課・特殊犯罪対策の何某ですが・・・!』

と云われたら、まあ、十人中八人は、一旦信用するだろう・・・?!

 

 ジジイも、その十人中の八人に入った訳だが・・・、ココで、キャツ目らは、ジジイに向かって、

『哭檄節さんは、LINEはお遣いですか・・・?!』

と来て、それくらいは遣って居るジジイが、『Yes』と応えると、

『此処からは、捜査の域に入りますので、LINEのオンライントーク(=動画)で会話したい・・・!』

と云われ、LINE動画トークへとまんまと誘導させた訳だが、ジジイのスマホの画面に映ったのは、相手の『刑事(役)』の名刺だけ・・・!

 

 その理由は、

『この案件は、今盛んに騒がれて居る「トクリュウ(匿名流動型犯罪)」に関わる捜査なので、私の顔は出せない・・・!』

との、一見、然も尤もらしく聴こえる云い訳・・・!

 

 それに加えて、

『これは、特定秘密保護法に基づく捜査だから・・・!』

と云われれば、これまた然も尤もらしく聴こえるから、ジジイは、云われるままにその名刺画像相手に、刑事役の男の質問に応えるしか無い・・・!

 

 で、だ・・・!

 

 この刑事役曰く、

『哭檄節さんの免許証が偽造され、みずほ銀行にあなたの名義の口座が開設され、ココに4,200万円の現金が振り込まれ、引き出された詐欺被害の届け出が出て居る・・・!』

と聴かされたら、あなたならどうする・・・(笑)

 

 当に『キツネに抓まれたような話』とは、このことだ・・・!

 

 つまりは・・・、このジジイのまったく与り識らぬ処で、ジジイの名前だけが独り歩きし、そこに『4,200万円』と云う視たことも無いような大金が振り込まれ、振り込んだ被害者が居ると聴かされると、タダ事では無い・・・!

 

 事実・・・、最初、『冗談だろう』と半ば笑いながら対応して居たジジイに、相手の刑事役が、

『笑い事では無い事態なんですよ・・・!』

と云ったもんな・・・!

 

 更には・・・、

『この詐欺事件には、他にも共犯者が居て、それは、霞が関の役人や警察関係者も名前が挙がって居る状態なので、極めて厳しく極秘で捜査して居るから、顔も出せないし、この案件を第三者に喋ったりしたら、特定機密保護法違反で即刻身柄拘束(=逮捕)される・・・!』

と脅されたのでは、如何な警察嫌いのジジイでも、ココは、一先ずこのデカ役の男の云うことを

『信じるしかない・・・!』

と想ってしまう・・・!

 

 それもだが・・・、この『他言無用』に加えて、相手が出した条件が、

『これは、担当して居る検事(=検察庁)からの指示(=命令)で、一日3回、私のLINEに所在確認のメールを入れるように・・・!』

と云われ、朝9時、午後の3時と夜の8時半を指定された時、ジジイの中に、

『それは無いだろう・・・?!』

と云う疑念が生じた・・・!

 

 それでも、相手が然も尤もらしく、また然も殊が重大で、ジジイに大きな疑惑(=犯罪性)が向けられて居るように錯覚させられると、

『逃亡防止の措置か・・・?!』

と想い、此方に非がある訳でも無いから、身の潔白が晴らされるまでは

『致し方有るまい・・・!』

と想い肯い、一昨日の午後3時からの2回と昨日の3回とに朝の9時の都合6回は、

『今は何処に居ます・・・!』

とのメッセージを入れたのだが、どうも腑に落ちない・・・!

 

 で・・・、昨夜一晩考えた挙句、

『日本国の警察とも有ろう処が、LINEメッセージや動画通話などで被疑者を監視するようなことをするだろうか・・・?!』

と考え、先ずは兎に角、警察機構の中に、

『そうした特別任務を担って、他言禁止やLINEでの被疑者監視をする部署が有るのかどうかを確認してみよう・・・!』

と想い立ち、地元の都城警察署に、電話では失礼と想い出向き、相談室為る処に案内され『斯く斯く然々』と説明申し上げたら、警察OBの相談員さん曰く、

『それは、それは間違い無く詐欺です・・・!』

の一言・・・(笑)

 

 仰るには、

『先ず、警察がLINEを使用することは100%有りません・・・!』

とのことらしいし、疑いを持てば、例え東京の警視庁だろうが、被疑者の所轄の警察署に照会が有り、必ず自宅に出向いて事情を訊くか、警察署に出向いて来て貰うかして訊くので、最初から電話での事情聴取など絶対に無いのだそうで、

『そうした疑わしい話は、絶対詐欺だ・・・!』

と想うのが正しいのだそうだが、世間に、今や珍しく無くなった『特殊詐欺』とは云え、自分に降り注いで来てみるとなかなか用心も難しい部分も有るわなあ・・・?!

 

 同世代と思しき警察官OBさんに

『そんなことも識らないのか・・・?!』

と嗤われたような気がしたが、素人は、話の筋立て(=流れ)から行くと、つい乗っかるわなあ・・・?!

 

 タダ・・・、今の時代、

『自分の個人情報は、必ず漏れて居る・・・!』

と想うのが常識で、識らない他人や番号から電話が来たら

『出ないか切るか・・・!』

しか法(て)は無いそうで、ジジイにも、

『直ぐに、その相手のLINEアカウントを削除するかブロックしなさい・・・!』

と云われたので、OBさんの前で直ぐに削除したが、今のところ身辺に異常は無い(ような)・・・?!

 

(画像は、video.yahoo.co.jpより拝借)

 

 OBさんの申されるには、そうして網に掛かった獲物(=ジジイ)を繋ぎ止めて措いて、あれこれ別の情報を聴きだすのも手口だそうで、中には、それまで上手に躍らせて居た獲物が、ジジイの様にプッツリ音信を断つと、肚を立てて嫌がらせをすることも有ったり、ジジイの情報が別の組織に売られ、そこから違った手口で接近して来る例も少なく無いのだそうで、

『暫くは、身辺の気配に気を着けてください・・・!』

と御忠告を受け、

『何か遭ったら、直ぐに警察に連絡してください・・・!』

と諭されて帰宅した次第だが、まあ、世の中、油断も隙も無いとはこのことだわな・・・!

 

 今回のことで警察OBさんから教わったのは、最近のこの法(て)の詐欺は、先ず、相手に

『自分は、被害者だ・・・!』

と想わせ、警察を名乗る奴等を

『助け舟だ・・・!』

と想わせるところから始まるのだそうだ・・・!

 

 そして、『他言無用』の中で、相手の近辺情報を探って、次第に外濠を埋め逃げ場を失わせて

『狂暴な犯罪(=強盗等)に仕向ける・・・!』

のが手口だそうで、昨今全国で起きて居る凶悪犯罪の多くが、この法(て)に遣られた結果だと考えれば、納得は行くわな・・・!

 

 このボケジジイの場合、まあ、都合2日(=6回)の定時報告と云う足枷で済んから善かったが、中には、ジジイと同じで何時の間にか騙され、律義に連絡を入れながら色々身辺を探られ、退(の)っ引き為らない状態に追い込まれる人も居ないでは無いことを想う時、この『トクリュウ』と云う犯罪集団は、誠、許し難いわな・・・!

 

 てな訳で・・・、今回は、けふ(今日)出来立てホヤホヤの新ネタのお披露目だったが、お付き合い頂いて居りましたら、くれぐれもお気をつけアソバセませ・・・(謝&拝)