・世界は今年もトラ年だ・・・?! | 日本哭檄節

日本哭檄節

サミュエル・ウルマンの『青春』の一節、
≪ 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。≫
こそ、人生の糧(よすが)か・・・!
既に古希寸前に達した今こそ、この言葉に励まされながら、さあ、もうひと踏ん張りしてみるか・・・(笑)

『駅伝三昧の寝正月・・・』

に明け暮れたモノグサジジイが、今更年始のご挨拶でも無かろうから、それも省いてイキナリのボヤキだが、日本の『三が日』の日暮れてから飛び込んで来たコレには驚いたわな・・・!

 


 東の海の向こうではこの作戦行動は

『Midnight on January 2nd Day・・・』(=1月2日の深夜)

に当たる時間帯だったらしいが、アメリカもベネズエラも、前日は『New Year's Holiday(=休日)』だったそうだから、『新年早々の初仕事』が

『憎っくき裏庭国への軍事介入(=攻撃)・・・!』

とは、何ともこのお方らしい『お年玉』か・・・?!

 

 日本にも、昔から

『寝込みを襲う・・・!』

と云う無手勝喧嘩法が有るが、コレに『New Year's Holidayの翌日』と云う要素を加えれば、前夜は、

『New Year's Party・・・』

にでも興じて、ワインをラッパ飲みして騒ぎ、些かお疲れ気味で早めにご就寝為さったかも識れない『マドゥーロ大統領夫妻』を、否やも云わせず、パジャマ姿で無抵抗に搦め捕るには

『格好の作戦(=タイミング)・・・』

とは想うが、この

『真夜中のお年玉・・・!』

が世界に与えた波紋は、そうそう褒められることでは無いだろう・・・?!

 

 尤も・・・、この『Super Good Timeing』を完璧に演出したのは、毎度の如く、

『泣く児も黙るCIA(=国家情報局)・・・』

なのは云うまでもないが、この暗躍集団が裏で動く時に起きる物議は、常に世界を巻きこむ大騒ぎに為るのは常だ・・・!

 

 で・・・、ココから既に三日・・・!

 

 メディアが報じるTRUMP殿の

『ご満悦ご発言(=自画自賛)・・・』

や、この『狂いトラ』の凶暴に口を挟めなく為った世界の戸惑い(=反応)を聴く中で、このジジイは、些か見当違いだが、遥か昔、我が日本国(=当時は大日本帝国)が、お隣の『清朝帝国』が崩壊した革命混乱期の中で、その混乱に乗じて当時の『袁世凱政権』に向かって突き付けた

『対華二十一ヶ条の要求・・・』

を想い出して居る・・・!

 

 この駄文を読んで頂いて居る希少な方の中には、

『「対華二十一ヶ条の要求」って何のこっちゃ・・・?!』

と想われる方も居られようから、一応、近代日本史の復習の意味で載せると、297年続いたお隣中華の『清朝帝政』が崩壊した後、1911[大正元]年に、『孫文』が成功させた

『辛亥革命・・・』

の後、同志のハズだった『軍閥・袁世凱』に清朝(=愛新覚羅溥儀)が明け渡した『北京(=紫禁城)』を奪われて樹立された

『袁世凱政権・・・』

に向かって、既に『日露戦争(1904~5年)』の戦利品としてロシアに譲渡させた『南満州鉄道』の管理保全(=守備)を理由に『関東軍』を進駐させて居り、大陸に食指を蠢かして居た日本国政府(=大隈重信内閣)が、この生まれたばかりの迷走状態の混乱に乗じ、

『手探り政権の傀儡化・・・』

を目的に、その軍事力を背景に『1915[大正4]年1月』に、当時の日本政府が公式に突き付けた『条件』のことを云う・・・!

 

(孫文・画像は、kknews.ccより拝借)

 

 って・・・、何も今更ジジイが日中の近代史を講釈すること自体がおこがましいが、肝心なのは、その『二十一ヶ条』と云う言葉を聴いたことは有っても、その内容まで詳しくご存知の方は

『案外少ないのでは・・・?!』

と想うのだが・・・?!

 

 ジジイは、もう三十年くらい前にコレに興味を持ち些か齧ったのだが、コレを読むと、当時の日本国が如何に驕って居たかが読み取れて、日本人として恥ずかしく為るほどだったことを憶える・・・!

 

 などと勿体を付けてだが・・・、折角だから以下にその条項を載せてみる・・・!

 

※対華二十一か条の要求(=1911[大正元]年1月・提示→最後通牒・5月回答要求)

 

【第1号・山東省について】

   ・ドイツが山東省に持っていた権益を日本が継承すること

   ・山東省内やその沿岸島嶼を他国に譲渡、貸与しないこと

   ・芝罘(しふう)または竜口と膠州湾から済南に至る鉄道(膠済鉄道)を連絡する鉄道の

    敷設権を日本に許すこと

   ・山東省の港湾都市を外国人の居住・貿易のために新しく開放すること

 

【第2号・南満州及び東部内蒙古について】

   ・旅順、大連(関東州)の咀嚼期限、満鉄・安奉鉄道の権益機嫌を99年に延長すること

    (旅順・大連は1997年まで、満鉄・安奉鉄道は2002年まで)

   ・日本人に対し、各種商工業上の建物の建設、耕作に必要な土地の貸借・所有権を

    与えること

   ・日本人が南満洲・東部内蒙古において自由に居住・往来したり、各種商工業などの

    業務に従事することを許すこと

   ・日本人に対し、指定する鉱山の採掘権を与えること

   ・他国人に鉄道敷設権を与えるとき、鉄道敷設のために他国から資金援助を受けるとき、

    また諸税を担保として借款を受けるときは日本政府の同意を得ること

   ・政治・財政・軍事に関する顧問教官を必要とする場合は日本政府に協議すること

   ・吉長鉄道の管理、経営を99年間日本に委任すること

 

【第3号・漢治萍(ハンジ―ピン)公司(当時、中国最大の製鐵会社)について】

   ・漢治萍公司を日中合弁化すること。

    また、中国政府は日本政府の同意なく同公司の権利・財産などを処分しないように

    すること

   ・漢冶萍公司に属する諸鉱山付近の鉱山について、同公司の承諾なくして他者に採掘を

    許可しないこと。また、同公司に直接的・間接的に影響が及ぶおそれのある措置を

    執る場合は、まず同公司の同意を得ること

 

【第4号・中国の領土保全について】

   ・沿岸の港湾・島嶼を外国に譲与・貸与しないこと

 

【第5号・中国政府の顧問として日本人を雇用すること、その他】

   ・中国政府に政治顧問、経済顧問、軍事顧問として有力な日本人を雇用すること

   ・中国内地の日本の病院・寺院・学校に対して、その土地所有権を認めること

   ・これまでは日中間で警察事故が発生することが多く、不快な論争を醸したことも

    少なくなかったため、必要性のある地方の警察を日中合同とするか、または

    その地方の中国警察に多数の日本人を雇用することとし、中国警察機関の刷新確立を

    図ること

   ・一定の数量(中国政府所有の半数)以上の兵器の供給を日本より行い、あるいは中国国内に

    日中合弁の兵器廠を設立し、日本より技師・材料の供給を仰ぐこと

   ・武昌と九江を連絡する鉄道、および南昌・杭州間、南昌・潮州間の鉄道敷設権を

    日本に与えること

   ・福建省における鉄道・鉱山・港湾の設備(造船所を含む)に関して、建設に外国資本を

    必要とする場合はまず日本に協議すること

   ・中国において日本人の布教権を認めること

 

 若しコレを辿り読んで頂いた方が居られたら、この並べられた『21カ条』の内容をどう想わるだろうか・・・?!

 

 如何な皇帝制が瓦解して混迷を極めて居た近代化草創期のお国への

『お節介親切・・・』

に擬した要求とは云え、この傲慢な要求を突き付けられた中華民国の政府や人民はどう想っただろうか・・・?!

 

 立場を置き換えて考える時、この要求を喜んで受け入れるほど、中国の政治家も民衆も幼稚では無かったとは想われ無いか・・・?!

 

 つまりは・・・、我が大日本帝国は、日露戦争の勝利で欧米列強と肩を並べたと勘違いし、この強かな4千年の歴史の有る国と国民を侮って居たとしか想えない仕儀で、云うことを聴かないこの国に、結果的には『軍事』で従わせようとしたのだから、今回のTRUMP皇帝やロシアのプーチンのウクライナ侵攻と同じメンタリティで立ち向かって

『大ヤケド・・・!』

を負わされ、そのツケ(=恨み)は、100年近く経った今も消えては居ないことを自覚すべきなのだが、どうも今度の女性首相殿は、そこら辺りに疎い気がして為らないような・・・?!

 

 あの時代から100年以上が過ぎ、時代背景が大きく違うとは云え、今回、『TRUMP皇帝』が宣って居る

『ベネズエラやへの完全軍事介入や隣国コロンビアへの恫喝やグリーンランド乗っ取り暗示・・・!』

も傲慢だが、我が日本国も、且つて、隣国の政治的混乱に乗じて、

『乗っ取りに近い要求・・・!』

をした歴史を持って居たし、事実、外務大臣が乗り込んで行ってその意思表示(=要求)までして居るのだ・・・!

 

 結果的には、袁世凱政権が、孫文らが『南京』に拠点を置き蜂起した『第二革命』に敗れて、袁世凱政権は僅か3年で瓦解(=1915年)したが、この後も、この要求した権益に固執した日本(=政府&陸軍)は、孫文から蒋介石へと受け継がれる『中華民国』と、最後は毛沢東率いる『共産党軍』が手を組んでの『国共合作・対日抗戦』と云う難敵を相手にした

『日中戦争の泥沼化・・・』(=1937年~45年までの13年間)

へと突き進むのだが、この執着が生んだ犠牲者(=戦死者)は、少なくとも40万人(=一説には70万人)と云う犠牲を払って居り、その無謀が、遂にはイギリスやアメリカの参戦を招き、1945[昭和20]年の無条件降伏にまで居たリ、自国の国土を灰塵と焼かれ、広島と長崎の原爆被爆にまで至って居る事実を、我が国の国民は理解して居るのか・・・?!

 

 我が日本国民は、戦争と云うと終戦(=敗戦)の悲劇メンタリティに立って来て居るが、物事には『因果応報』と云うモノが有ることの『因』がどこに在ったかを識った上で嘆かなければいけないと想うがな・・・?! 

 

 折しも、丁度この2日ほど、これまた日本国に蹂躙された韓国の『李在明大統領』が、この中国を公式訪問し、習近平主席から、80年前の

『日本国抗戦での戦勝国同盟・・・』

を持ち掛けられて居るやに聴くが、これら一連の動きの根底に在るのが、こんな横暴を突き付けて居た日本と云う国への『不信』から起きて居ることを、我々は自覚してこの二カ国とは向き合わなければいけないのだ・・・!

 

 こんな歴史的背景をご存知無いハズは無い(?)現職総理殿が、

『中国が台湾(=中華民国)に武力を行使したら、我が国も構えますよ・・・!』

と云った趣旨のことを申されたが故に、一気に中国の態度が頑なに為ったことには、こうした背景が有ることを自覚して欲しいわなあ・・・!

 

 加えて、『オフレコだが・・・』などと想わせブリを臭わせ、

『核保有も選択肢の一つだ・・・!』

などと宣う無神経な政治家が官邸に潜んで居ることを識らされたら、益々警戒感を抱かせるだけだろう・・・?!

 

 いかん・・・、『TRUMPお年玉』が有らぬ方向に跳んでしまったが、今や、完全に『無法者化』したあの

『世界の王様気取り・・・』

を憚らない狂トラ指導者を諫める国も無い中では、世界中が、少なくともこれから3年間は

『トラ年が続く・・・!』

と覚悟して向き合わなきゃならないことを、今回の『寝込み拉致騒ぎ』は教えてくれたわな・・・!

 

 などと・・・、新年最初の投稿から、意味も無くバカ長い駄文に為ってしまったが、若し最後まで読んで頂いて居りましたら、ご寛恕下さいませ・・・(謝&拝)