いじめ問題、相談に取り組む武術教育研究家、小池です。
いじめ被害を受けて苦しいとき、何も考えられないような状態になります。
今日はどのようにして、いじめを切り抜けようか。
「逃げ続ければよい」と、大人は子供に助言を与えますが、そんな余裕はないのです。
それはそのはず。
いじめというのは、ある意味で制限をかけられている状態。
集団の中にあり、何かしらの理由でその集団の中では異端と見做された。
人は本能的に集団に所属したいという欲求があるもの。
その本能がある限り、自分自身を”集団での異端である”と無意識的に決めつけているもの。
「僕はみんなと違う」
「僕は普通じゃない」
そんな心境に今あるのなら、お子さんは自分自身で制限をかけているようなものです。
武術は、こうした”制限された状況”であっても、フルに知恵を働かせる訓練をします。
例えば、以下の私の動画を見て下さい。
これは空手道の型「ピンアン四段」というもの。
空手はこうした型の練習に重きを置きます。
型とは、こういう動きをしなさいと何年も伝えられています。
中には数百年もの長さを伝承されている型もあるものです。
そして、その順番を変えてはいけません。
それはある意味で制限を受けているもの。
「このように動きなさい」と指定のある動きは、慣れない人は動きにくい。
習い始めの頃は自分が動きたいように形を変えてしまいがち。
それは空手など武術の世界ではNGなのです。
それもそのはず。
歌舞伎や落語など古典演目と同じだからです。
その型の中に、古人が遺したかった世の原理原則や、伝えたいメッセージが含まれているからです。
だから制限された中で、動かなければならない。
そして、その中にも動きをゆっくりにしたり、急激に早くしたりと緩急様々。
どんなリズムでも動けなければなりません。
言い換えれば、制限された中で自由に動かなければならないのです。
それが訓練となります。
がんじがらめな心境でどうしようもない状況でも、ベストパフォーマンスを尽くす癖をつける。
「もう修正するところはないだろう」と思うような状況でも、まだないかと探す癖をつける。
いじめを乗り越える地力を付けることができるのです。
お子様に本当に乗り越える力を付けさせたいと思われる方は、ぜひ私の武禅館を覗いてみてください。
他にも岐阜県可児市や三重県桑名市、名古屋天白、守山にもあります。
武術教育研究家、小池