市民講座の「心理学から読み解く千と千尋の神隠し」の最終日。
講師の先生はとても時間が足りなさそうで、絶対にココ言いたい!っていうところをババババ・・・って急いで話された。
わかりますか?って言われる度に、
「ちょっと待って、どこがわからないのか今考えてる」
って感じだったけど、復習でDVDをチェックしたてだったので、今回はかなりわかった![]()
前回書いたように これは千尋の夢の中の話だとする
赤ちゃんは、いいものと悪いものというように、世界を真っ二つに分けて考えてるけど、成長とともに、グレーゾーンもあるらしい、というアバウトさを受け入れられるようになるというわけ。
思春期の頃というのは、またこのグレーゾーンに嫌悪感を抱き、大人は汚ないとか、許せない感がでてきて真っ二つに考える時期らしい。
今まさに、千尋がそろそろこの時期に差し掛かろうとしているわけで、ひとつ成長しようとしている時なのだ![]()
物事を考えるのに迷いが生じたとき、頭の中で、天使のワタシと悪魔のワタシが葛藤したりする感じといったらわかりやすいかも。
ex道端にお金が落ちていました。
拾ってポケットに入れちゃえよ。
だめよ、交番に届けるのよ。
誰も見てないぜ、かまうもんか。
だめよ、届けるのよ。それが社会のルールよ。
ああ、どうしたらいいんだろう。。。。
がやりたい放題の欲動的な千尋→カオナシ
がしっかり者の超自我な千尋→湯婆婆
が迷える主人公→千尋
なんだって。
もう一度確認すると、このお話は千尋の夢の中の話だとする。
だから、登場人物は全部千尋が作り出した、自分や誰かの分身だったりする。
ハクはいつも千尋の味方をしてくれるので、優しいときの両親の姿。
(最初橋を渡るとき、失敗して息をしたけれどハクは、怒らない。それどころか、千尋はよく頑張ったよと過程を褒めた)
リンは、彼女を導いてくれる良き先輩
(みんなの前では、こんな奴の面倒みるのか、とブツブツ言うが2人になると「お前なかなかやるなあ」と認めてくれる。場面に応じて人は言い方を変えるんだなと、千尋は世間を学んでいく)
釜爺は、手がたくさんあって蜘蛛のイメージで、両親が結合した姿。
(「手出しするなら終いまでやれ」「人の仕事に手を出すな」教訓めいたことを言い、矛盾もいっぱいある)
他にも様々なキャラクターが千尋の心情を代弁し、心の葛藤がストーリー展開されていく。
優しいハクだって、銭婆から盗みをするという悪い行為をするというとこらから
いいものにも悪いところがある、悪いものにもいいことがある
を学んで、
両親だって完全無欠じゃない。と納得し、最後の方のセリフで、たくさんのブタ達に向かって「ここにはお父さんとお母さんはいない」につながるそうだ。
だって、悪い両親(ブタ)と良い両親(ハク)は、千尋が納得したことによって分かれてたのが一つになって悪い両親(ブタ)は消滅したから。
両親は悪いときも(千尋から見て)良いときも(千尋から見て)あるけど、どちらも同じ人物と理解できたから。
カオナシを一緒に列車に乗せ、我がまま放題の彼を更生させたのは、千尋が欲動する自我を見事克服したという成長の証し。
この鉄道というのは、心理学でいうところの「成長」なんだとか。
だから、端的に、あっという間に、ちゃっちゃっと言うと、「千と千尋の神隠し」というのは千尋の成長物語なんだな。
人は、色んな顔を持っている。
相手に合わせて態度を変えたり、気分によって、言うことが違ったり。。。確かにする。
そういえば、中高生の頃、いやだったな、そういうの。
遠い目をして思い出した。![]()
自分って何?とか、他人からどう見られてる?とか、どこまでも自分が中心で、自分のルールを確かめたくて、考えたことがあった。
考えて、考えて、、、、どうしたんだっけ?
グレーゾーンに変に納得して、まっいっか?だっけ?
しかし少なくとも、今、心理学というものに出会って、また考え出したワタシ。
今度はなかなか楽しい作業だ