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この地球は今大きく変わろうとしている。自国主義からコロナ禍を経て、調和・融和へとイノベーション(変革)し、人生100年時代へ向けて脱炭素の環境優先へとベクトル(地球的エネルギー動向)が動いた。
常に夢を持って波に乗ろう!

皆の衆、今日は。如何でござろうか。

 

前回、「国難は過去に何度も遭った」で、

多少はメンタル面に免疫を施されたものと思し召し候。

 

われらの時代、文武の腕を磨かざれば

「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」とも言われ、

その日を命懸けで生き抜いたもの……。

 

 

 

 

 

寿司の舟盛りを食べ 喰いながら一家の主である兄と居候の弟が

なにやら噛みあわぬ、いや寿司は噛めるが、

話が噛みあっていないようである。

 

 

 

 

 

「おぬし、どうしても出かけなければならんのか?

お上より非常事態宣言が下されているこのご時世に……」

 

「はい、坐して死を待つより、剣の修行をして、この国難を打開したく、

何卒外出させて戴きたくお願い申し上げます」

 

視線が熱く絡み合った。

 

 

 

「やむをえまい。このご時勢……誰かが討手にならねば」

 

襟を正して

「それでは、我が家に代々伝わる家訓を申しておく。しかと聞けい!」

 

「はっ」

 

「ひとたび、外に出たなら、外には七人の敵がいると想え!」

 

「誰です?それは」

 

「言わずと知れたこと。おめおめ覆面をはずして会食などもってのほか」

 

「お言葉ですが、われわれ今こうしてマスクはずして

会食しているではござらんか」

 

 

 

「ええい、黙れ。身内はいいのじゃ」

 

 

 

「コホン。また、油断なぞして間合いをはかるのを怠ってはならん!

いつ居合抜きの飛沫が飛んで来るやも知れん」

 

「(やれやれ……) 

はっ、 しかと承りました」

 

じっと目の奥を見据えて

「マジか?」

 

「えっ、今なんと申されました?」

 

「いや、おぬしのその腕ではまだコロナは斬れん」

 

「やってみなければ分からないではありませぬか」

 

「真空霞斬りを会得したぐらいでのぼせてはいかん」

 

「ですから奥儀を究めたく、敢えて人流の密集したハチ公前に出かけて、

コロナ菌を少しずつ取り入れ、抗原抗体反応で免疫を獲得するのでござる」

 

「それが、うぬぼれというもの。今は敵もさるもので変異株に進化しておる。

それとも、おぬしには、その見分けがつき、

真空霞斬りで、一匹一匹斬りおとせると言うのか?」

 

「はあ、やっと蚤、ダニの類は見切れて、

米粒を斬るように真っ二つにするぐらいは朝飯前になり申したが。

いかんせん敵は世界的コロナ。

 

残念ながら未だ見切れてはおりません。

 

ですから、今一度修行に、渋谷に行きとうござる」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「いや。  いかん。 

 

騒ぎになる。

 

その腰のものを置いて行け」

 

 

 

 

「ですが……、これが無ければ、闘えません」

 

 

「では、代わりにこれを持って行け」

 

 

「なんですか、これは?  包丁にしてはぶあっつい……」

 

 

「これで、感染者を探せる。これが鳴る。

感染者が来たら逃げろっ!

 

 

「えっ⁈ 逃げるんですか?」

 

 

「左様。君子危うきに近寄らず。参拾六計、逃げるに如かず」

 

 

 

 

(以下、次号に続く)

 

 

 

 

それでは、けふもごきげんよう!   吟