照れ屋さんだから?
昨日の続きです。
歯科衛生士のSさん。
くすっぐたがりの男性。
気になることって?
「クレーマーなんです。」
クレーマー?
「クセが強いっていうか。」
「ひと言多いっていうか。」
本人は、その気はないけど?
「ええ、相手が委縮するようなこととか。」
「冗談にならない冗談とか。」
言う人、いますね。
特に、空気の読めない昭和男子とか。
「はい、昭和男子です。」
やっぱり。
若い頃、ウケたネタ。
いまでも通じると。
「もう若手のスタッフがみんな嫌がって。」
Sさんにお願いされるんですね。
「もう専属みたいになって。」
大丈夫ですか?
「ええ、私は気にならないんです。」
「むしろかわいいぐらいで。」
さすが円熟の極み。
熟練のワザですね。
「言いたいこと、ピシッと言いますから。」
ほー、ハッキリ言われますか。
逆に、気に入られるでしょ。
「そうなんです。」
「向こうから、私を指名してくるんです。」
それも困りますね。
「うちは、指名制ではありませんって。」
そんな人には、誰も本音を言ってくれませんから。
距離をとって。
腫れ物に触るように。
だから、ズバッと言ってくれる距離感が嬉しいんです。
「けど、仲良しと勘違いされても困るので。」
困るので?
「甘えてきたら、ビシッと斬ります。」
さすが。
「そこは線を引いておかないと。」
「私がしんどくなるので。」
お見事。
それで、気になることって?
「褒められるのが苦手なんです。」
その男性?
「ええ、自分の要求をガンガン押してくるのに。」
くるのに?
「たまに、褒めると、フリーズするんです。」
フリーズ?
「緊張して。」
「どうしていいかわからないかんじで。」
「困った顔をするんですよ。」
ほー。
「あまりにも普段の表情と違い過ぎて。」
「逆に、かわいいんですけど。」
さすがSさん。
「なぜ、褒められるのが苦手なのかと?」
なるほど。
気になりますね。
うーん、その男性は、仲良くなりたいんですよね?
「ああ、それは感じます。」
ただ、不器用なので。
仲良くなる手段が、ひとつしかないんです。
自分がおもしろければ、
相手が受け容れてくれると。
「ええ、だから冗談ばかり言うんです。」
「笑えませんけど。」
相手がどう観じるか?
その視点が致命的に欠けています。
私の学生時代と同じ。
特に、高校は、暗黒時代。
友達、いませんでした。
欲しかったけど。
ピピッときたのが、こちら。
「神さまのせいにすればいい」
阿部敏郎 廣済堂出版
> 周りの人にいい印象を与えたいと思うのは、
> 自分が安心したいからです。
> そしていい印象を与えていれば、
> 愛されるとも思っている。
> でも逆を言えば、
> そうでなければ愛されないと
> 自分で思っているのです。
そのオジさん。
褒められるのも苦手だけど。
相手を褒めることもないでしょ?
「ああ、たしかに。」
「ないですね~。」
「イヤミにしか聞こえない冗談ばかり。」
自分のこと、嫌いなんですよ。
「嫌い?」
ええ、このままの自分ではダメだと。
「受け容れがたい」が近いかも。
自分には、褒められる価値がないと。
「ああ、そうかもしれません。」
だから、相手を褒めることもないし。
自分が褒められるのも苦手なんです。
「なんかその人のことが、少し理解できて。」
できて?
「さらに余裕をもって対応できそうです。」
ええ、ぜひ。
お世話をかけますが。
同じ昭和男子としてお願いしておきます。
相手に言いたいコトは、自分に言いたいコト。
これ、ホント、いまの自分に刺さるなあ~。
学校でも、スタバでも。
生徒やスタッフを自然に褒める習慣が。
おかげで、ゆるんできたとはいえ。
まだ、「このままではいけない」があるなって。
最近、少しずつ自分を褒められるように。
褒めてもいいかなって。
そう、内から湧いてくる体験が。
そのタイミングで、このエピソード。
まさに、必要な時に必要なことが。
潜在意識には、主語がない。
自他の区別がない。
相手を褒めるも、自分も褒めるも同じ。
ちょっと褒めるにフォーカスしてみよう。
えっ、あなたも?
自分責めが止まらない?
まずは、褒めてみたら。
目の前の誰かを。
最初は、意識的に。
そのうち、習慣になるから。
少しずつゆるんでくるよ。
ともに、まいりましょう。
今日は、ここまで。