考えないから。
昨日の続きです。
覚悟が決まる。
肚すわりまくりの佐々木さん。
その秘訣って?
入院して1年半の女の子、いおりちゃん。
経過観察のため、週1回の採血が必須。
もちろん、イヤ。
痛いし、コワい。
けど、わかってる。
受けなければならないことも。
お母さんと一緒に採血に。
佐々木さんも付き添う。
看護師さんが待ち構える。
さあ、腕を出して。
「いやだー。」
「ちょっと待ってよ。」
「わかってるから。」
ギャン泣き10分。
看護師さんをはじめ、
その場のみんなが待っている。
お母さんが耐えきれず、
「ほら、早く出して。」
「でないと、押さえつけないといけなくなるよ。」
「押さえつける」に反応。
見事なNGワード。
いおりちゃん、さらにギャン泣き。
佐々木さん、すかさずフォロー。
「嫌だよの時は、涙が出るよね。」
全く動じず、待ち続ける。
15分経過。
泣き止んで、呼吸も落ち着いたいおりちゃん。
自ら腕を出す。
おっ、いまがチャンス。
けど、腕に針を刺そうと瞬間、
「ああ、やめて。」
「ちょっと待って。」
「まだいかないで。」
看護師さん、手を引っ込め、
「まだいかないでだね。」
困ったように、佐々木さんに確認。
「このまま、行ったほうがいい?」
佐々木さん、即答。
「このまま、いってもいい。」
いおりちゃんと目を合わせ、うなずく。
看護師さん、腕に針を。
採血が始まる。
佐々木さん、いおりちゃんから目を離さない。
笑顔でうなずき続ける。
無事、採血終了。
よく頑張った、いおりちゃん。
「痛かったけど、痛くなかったよ。」
そうなんだろね。
その場のみんなが、ひと安心。
お母さんも、看護師さんも。
けど、佐々木さん、よく言えたね。
「このまま、いったほうがいい」と。
> 言葉の「待って」と裏腹に
> 手をずっと出していたから。
> 本当に「待って」だったら
> 手を引いてる。
たしかに。
そこまでは、目で見てわかる。
観察の範疇。
> 言葉だけじゃない。
> その子の様子っていうか
> あの「頑張りの手」を見極めないといけない。
> こっちが迷っちゃいけない。
> 覚悟を決めないといけない。
ああ、そうか。
洞察だね。
イヤだけど、やらなければいけない。
どちらもある。
葛藤。
子どもは、矛盾したまま、表現。
イヤだけど、腕を出す。
健気な頑張りをキャッチ。
少しでも早く終わらせてあげる。
> 観察力 → 目に見えるあらゆる変化に気づく力
> 洞察力 → 目に見えない物事の背景や本質を見抜く力
洞察は、観察が深いほど精度が高まる。
観察のない洞察は、ただの妄想。
過去記事でも。
洞察とは、観じる力。
視覚以外の感覚も総動員。
身体感覚を研ぎ澄ませる。
だからか。
覚悟が決まるのは。
覚悟とは、感覚。
考えるだけでは、エネルギー不足。
カラダが反応しないから。
カラダが動かないと。
覚悟できないね。
考えるだけでは、覚悟できない。
考えるほど、判断材料が増える。
すべてに陰陽があるからね。
迷いも一層深くなる。
覚悟とは、意志の強さではない。
滝に打たれる必要もない。
洞察は、観察に裏打ちされ。
覚悟は、洞察により決まる。
まずは、観察から。
よく観よう。
今日は、ここまで。
また、明日。
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