この文章は数年前にある目的と意図を持って、私自身の責任において書いたものでしたが、まだ読まれる方がいるようなので、一部書き直して残しておきます。

当時、「一気断薬でもすんなり辞められる人もいる」と書いたことで要らぬ誤解を招いたようなので、書き直しました。

大変申し訳ありませんでした。

一気断薬で辞められる人も確かにいますが、無闇な博打には出ずに「少しずつ漸減していく」手法の方が遥かに安全である前提を付記させて頂きます。

2024.10.2



例えば誰かの書いたサイトや書籍などに書いてあったり、SNSの誰かの発信などで


・この方法を取れば確実に減断薬出来る


だとか、逆に、


•この方法だと必ず失敗する

•これをすると必ず強い離脱症状が出る


などということを言っていたら、ズバリ嘘です。

そうじゃないパターン、型にはまらないパターンなど無限にある。

人間の体は不思議なんです。やってみなくては分からない、が正解です。


特に、「この方法でないと断薬出来ない」だとか、「間違った減断薬方法では必ず離脱症状が出る」だとか、見聞きした相手を脅すのは悪辣極まりないです。

特に、減断薬ビジネスに身を投じている人間が言ってはダメだろうなと思います。

個人差があることが大前提ですから。


傷つく人がいるかも知れないからなるべく書きたく無かったんですが、悪気なく無自覚に未熟な情報を広めてしまい罪業を積んでいる人が結構いるので書きます。

例えご自分が成功した方法であっても、それが万人に有効であるとは限らない訳です。


離脱症状をより酷く、重くする理由は、


「重い離脱症状が必ず出ると信じていること」

「情報中毒による減断薬神経症」

「離脱症状恐怖症」

「他罰•他責思考、主治医などのメンターへの精神的依存、陽性•陰性転移」

だと私は感じています。


減断薬について、厳密、厳格すぎる情報源を見るといつも私は「過度な神経質さで怯えながら取り組んでて、これは先が思いやられるなあ…」と思います。


その根拠は、私なりにありますし、私自身も経験したことです。


私の主催する会の仲間は一気断薬成功者の人も意外と多いですし、減らし方のスピードもあまり気にせずにアバウトにザルにやった人だって断薬成功してる人います。いや、どちらかというと…緻密にやってる人より、多いかも。


冷静に考えてみて下さい。

精神薬服用中の効果だって聴く人と効かない人がいる。副作用だって、出る人と出ない人がいる。違法薬物の作用、副作用、離脱症状だって出る人と出ない人がいる。

身体に離脱が出やすい、出にくいは、ひとえに体質です。

そこに心因性の要素が入り込むことで、より出やすい人が出て来ます。


薬の怖さを知り、しかし必要以上に薬を「悪」にせず、必要な時に使い、不要になったら出来るだけ早く切る。

割り切って道具として薬を使いこなし、不必要に怖がらずに、忌避せずに、上手く使って上手く離れる。

もちろん一番大切なのは薬よりも(自己)対話であることを知っていて、病理を理解し、そのひとの持っている「こじれた本当の理由」を見つけて、紐解く。


そういった治療が出来ているのであれば、離脱症状は早い人は数ヶ月、半年から1年ぐらいで軽快していくと思います。


一気断薬は確かに避けるべきですが、それと同等かそれ以上に、経過が悪くなる大きな理由は、


患者が疑心暗鬼の状態であったり、他罰的に社会や誰かを憎み続けていたり、あーでもない、こーでもないと思考回路が迷走しているケースです。


精神科医として持つべき資質とは、患者に対する発言の説得力、対話力、聴く力、幅広い知識、経験値、自らの治療への根拠ある自信と確信、などなど…

色んな要素があると思うのですが、患者はその主治医の影響を良くも悪くも受けるのではないかと思います。


だからこそ、薬を止めることに本人が納得していること、患者本人が誰かのせいにせず、医師任せにせず、自分の責任において主体的に取り組むことも大事です。


この私の個人的な考えを明かすと多くの人を敵に回しそうですが…

私の中では、「多くの医師に精神科医として持つべき資質が足りていないのでは?」という仮説を立てています。


①酷い精神科医は他剤大量処方に疑問を持ちません。副作用を把握していませんし、離脱症状があることも知りません。患者からの訴えがあっても妄想、病状の悪化扱いをします。賦活症候群も考慮しません。健康な人の悲哀(理由のある落ち込み、喜怒哀楽)を重病である鬱病(原因不明の落ち込み)扱いし、安易に投薬して副作用で自殺に追い込むこともあります。


②普通の精神科医は離脱症状を認識しています。でも、上手な減断薬は出来ません。患者に寄り添うつもりでつい、お薬を出しすぎてしまう、そして出口のない精神医療のアリ地獄へと誘うのならば、結果的に酷い医者とやっていることは同じです。


③腕の立つ精神科医は、必要最低限の薬だけを出します。依存•離脱のリスクを理解して薬を使いこなします。必要に応じて減断薬に応じます。

↑まだ直接会ったことないです。



精神薬は絶対悪ではありません。

使いこなせるプロが不在で、プロである筈の精神科医が単なるクスリの売人で、多剤大量処方という人体実験をする人たちばかりなのが問題なのです。


あなたの主治医がプロでないのならば、

あなたが自分を観察するプロになるしかないのです。

これは、減断薬だけでなく、服用中の全ての人にも言えることだと思います。



※全国オルタナティブ協議会資料「統合失調症薬からの離脱」より抜粋

(患者の処方薬依存•離脱の問題、医師の他剤処方依存の問題はベンゾジアゼピンのみに留まりません。)



「減断薬に関する巷に溢れる情報」の話に戻ります。



よく、精神疾患の患者のデータや、離脱症状の出た人のデータを調べてあーだこーだ言うのを聞くんですが。

治った人は、データ収集に協力なんかしないで途中で病院へ通うのを辞めて元気に生活してますよ?


だから残されている観測可能なデータは、殆ど「良くならなかった人たち寄りの集団」のデータです。

データ収集に協力するレベルで精神医療に引っ張られてる人たちのデータです。

精神科なんて良くなれば通うの辞めます。

目が覚めますから。こんなん通っても意味がないって。

心身共に健康になった人は医療離れします。

精神科医に感謝する人もいるでしょうが、二度と精神科医の顔は見たくないと思う人も多いと思います。

だから完治した人も含めた100%公平なデータを取るのは無理だと思います。

基本、精神科医が持っているデータは悲観的です。精神科医は、常に悲観的な状態の人としか会えないし、研究対象に出来ないからです。


離脱症状は確かにあります。

無知な医師による一気断薬で強く出ることもあります。

しかし患者が疑心暗鬼で、他罰的で、不安や怒りの思考回路が迷走していると、更に強く出やすくなり、長引きがちです。(大事なことなので2回目です。)


注意深く、熱心によく勉強されている人に思うことは、自分主体で考え、判断し、行動することから逃げるために「正しいこと」を外から仕入れていませんか?ということです。


ある程度までは学ぶことが大事ですが、学びすぎてはダメです。

学べば学ぶほど、一番大事な主体性が奪われます。

ある程度学んだら、マニュアルを閉じて、余計な情報をシャットアウトし、自分自身の心と身体と対話して自分で判断を下すことも大事です。


(ブログの文章は不特定多数の色んな立ち位置の人が読むので、本当は迂闊なこと書きたくないのですが、頭でっかちになりがちなインテリメンヘラさんに向けて書いてます。逆に、少しは学んだほうが…💦って人も確かに居るんですが、そういう人はこういう長文ブログ読まないと思うんで。)


ご自分のプロの主治医になって「精神薬を飲まなければならないところまでこじれてしまった本当の理由」を探して、自分軸を取り戻して下さい。


「どうしてその薬を当時の主治医が処方したのか」「その薬で主治医はどんな症状の改善を目指していたのか」というのを、主治医の気持ちになって考えてみてください。


主治医の判断は、正しかったでしょうか?

間違っていたでしょうか?

その答えは今までの経過と今の体調、それと「薬を飲む前の自分」を比較したところにあります。


主治医が間違っていたら、あなたが自分の主治医を引き継ぐ番です。

その薬、必要ですか?

その薬、今抜くのが正しいですか?

薬は悪、と決めつける気持ちはありませんか。

焦る気持ちはありませんか。

判断は、先入観を抜いた透明で静かな気持ちで行うべきです。



目を覚ましてください。

あなたの抱えている問題は、薬の問題ではありません。あなたの人生の舵取りの問題です。

秤やスポイトで、理科や化学の実験だけでどうこうできるものではありません。

その儀式で安心するならば、しばらくはその行為に無心に取り組むのもいいと思います。

しかし、それをしない他人をどうこう言ってはダメです。

例えそれが一つのやり方として正しかったとしても、正しさを押し付けたり、あなたは間違っていると他人を脅しながら勧誘をするのは悪です。

他人への過度の心配は、優しさではありません。

単なるあなた自身から出る不安、ごみ、垢です。

例え心からの善意だったとしても、やっていることは新興宗教の熱心な勧誘と何も変わりません。


頭を使うよりも必要なのは心身のバランス感覚と運動です。

仏教とかもおすすめですよ。



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