他地域に行く大学生にお金をだせない | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

東大合格者の東京比率が高くなっているそうだ。自宅から通うならともかく、今の親世代は大学生に生活費や授業料をだせないだろう。

 

東京で優雅な大学生生活。そんなことを考えているのは生活に余裕がある富裕層だけである。地方生活している人にはお金をだすのも厳しい。だから、東京よりは地元の大学になっている。

 

子どものほうは親の懐事情などわからないから、東京の大学にいって、派手な学生生活をしたいとのたまう。行きたいのなら、自分でかせげよということになる。

 

昔はよほどの金銭的余裕がなければ、大学には行けなかった。だから、多くが高校までしか進学しなかった。

 

自分の両親は、中卒である。高校に行くのはかなりの金持ちだったと言っていた。普通は中卒で働いたのだそうだ。

 

それでも頭のいい子供は大学に行き学問をおさめ、将来につなげようとする。大学へのお金が投資になっていたはずである。親も無理しても大学に行かせようとした。若いときの大学への投資が、その子どもの将来につながるからだ。

 

今は大学の進学率があがり、どこでもよければ簡単に大学に入れる。入れるかどうかは学力ではなく、親の資金力になっている。親が金がなければ、優秀な子供も大学には通えない。ちなみに、日本の大学進学率は60%ぐらいあるそうだ。大学に進学する価値のある子供はせいぜい2~3%ぐらいではないだろうか。

 

地元なら大学行ってもいいけど、離れたところの大学に入れるだけの余裕はない。そういう家がふえたのだろう。