ドラッグストアの調剤薬局化 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

当院の門前薬局は、調剤薬局の大手である。現在、調剤薬局が苦境に陥っており、今年の診療報酬改定をきっかけにして、絶望的になるかもしれない。続々とつぶれていくことだろう。

 

その分、ドラッグストアが調剤薬局化をすすめている。ドラッグストアであっても、薬にきちっと対応してくれるのならばいいのだが、面倒な薬はださなくなる。ラクでもうかるところだけをやりたいというのが本音だろう。

 

面倒な薬とは何か。一つは子供用の薬。シロップや粉薬は作るのが面倒である。しかも量が少ないので、薬局の利益も少ない。大人の場合には錠剤やカプセルならば、準備に手間がかからない。それは誰でもわかるだろう。

 

問題なのは楽な薬しかださない。そのような対応をすればいいというドラッグストアが急増することだ。そうなると、処方が面倒な薬はださなくなる。処方が面倒な薬は調剤薬局でだしてもらえということになるが、その調剤薬局がドラッグストアに利益をうばわれて、つぶれていく。利益が狙われるので、まっとうな薬局はやっていけなくなる。

 

日本における医者の実情と同じである。楽してもうかるところだけを開業医がやるようになると、面倒な患者をみなくなる。面倒な患者をみられる医師は、患者をうばわれてやっていけなくなる。

 

薬局にもその波が来ているということだ。