蒸溜を終えたばかりの原酒は無色透明ですが、木樽によって熟成されることによって琥珀色のウイスキーとなります。
石炭でくべる蒸溜の模様はこちらの記事をご参照ください
混和棟にてこれから10年間熟成されるニューポッドを樽に詰めている模様はこちらより






竹鶴政孝さんが余市にこだわったのは、ピートや石炭がとれるということに加え、樽熟成に適した気候だったということも大きいのです。




ウイスキーは人の手を加えるのはわずかで、あとは自然が作り上げるという考えです。
竹鶴さんの言葉は、「風の味をつくらなくてはならない」。
「良いウイスキーづくりにトリックはない。自然を尊重する素直な気持が全ての土台だ」




余市の適度な湿気を帯びた冷涼な空気を吸って、土地の香りのするウイスキーへと変わっていくのです。
余市の貯蔵庫は土間に直接レールで積むダンネージ式です。




冬は貯蔵庫が雪に埋もれます。




ウイスキー作りで大切な要素である、樽についてニッカ会館で詳しく教えていただきました。




<ウイスキーの樽について>

・新樽(主に栃木工場)
内部を燃やすことで木のえぐみを取り、活性炭のような役割が加わります。
バニラのような香りの由来ともなります。
個性の強い余市は新樽の原酒も評価が高いです。

・旧樽、活性樽
新樽を焼きなおして使い、寿命は30年から50年です。
活性樽は新材を組み込んだものです。

・バーボン樽(バーボン・ウイスキーの熟成に使用した樽)
アメリカのバーボンに使われる樽は、1回のみなので、使用した後はイギリスなどでスコッチに使用されています。
華やかな味わい。
・シェリー樽(シェリー酒の熟成に使用した樽)
さまざまな種類がありますが、赤褐色でレーズンのような特徴を持ちます。

寿命となった活性樽はプランターや蒸溜の補助熱量として使用されています。




<樽の材質について>

アメリカのホワイトオークが主流です。
樹齢80年を超えるミズナラの木樽を使用する日本の樽は、入手が困難なうえ高価です。




<大きさで分けられる樽(カスク)>

バレル、ホグスヘッド、パンチョン、シェリーバット。
気候に加え、樽の個性も加わるのがウイスキー熟成のおもしろいところです。




混和室にも樽についての展示があります。




アサヒ株式会社のイベントに参加しました。

〓ゆうき〓