醗酵棟から蒸溜棟へやってきました。
もろみを、ポットスティル(単式蒸留器)を使い蒸溜します。
そこにはご神体となったポットスティルが並んでいました。
ミーハーな気分など吹き飛びました。




物質にはすべて魂がこもっているのだな、というアニミズム。
火力だけでない、場から発せられる熱量に圧倒されます。




余市のポットスティルはストレートヘッド。
ラインが下向きで、もろみが瞬間的に高熱になり、香ばしくなります。
力強いモルトウイスキーが生まれるかたちです。




石炭で直火炊きをする蒸溜は世界でも唯一となりつつあります。
内部は700度から800度。




石炭をくべる体験ができました。








石炭の火はブレやゆらぎが生じやすく、熟練した職人の技を必要とします。






直火で炊きあげるのは午前中の火の加減が一番重要で、アサヒビール株式会社のイベントで参加した午後は、火を保つように注意すればよい時間帯ということで安心しました。




蒸溜にて、釜の下からの火力でアルコール分が蒸発し、管を伝わって冷やされて液体となります。
「冷却(蒸留された)液は冷たくなくてはならない、裏に行って確認しろ」と言い続けた竹鶴さんの意思を守り、今でも飴色かどうかガラスの配管を目で確かめる作業を大切にしている、とお伺いしました。
蒸溜の作業を2回繰り返すと原酒になります。

〓ゆうき〓