週末、家族でなんぽろ温泉に行った帰りに
お願いしてちょっと寄り道してもらいました。
すっくと立つ古木に会いたくて。
行った先は、江別市の文化財にも指定されている
野幌地区の庭園、千古園。
野幌の中心部から道道江別恵庭線を
直売所やセラミックアートセンター方面に走っていくとあります。
ここは、野幌の開拓に尽くした関矢孫左衛門の邸宅跡。
先日、北海道新聞の日曜版で紹介されていたのです。
市内では桜の名所として知られていますが
さまざまな種類の古木が立ち並ぶ様は趣があります。
樹齢180年のキタコブシはあちこち補修されていたけれど
存在感があり
高さ約25メートルある樹齢120年のブナ(一番上の写真)は
豊かに葉を茂らせて、包容力抜群。
ほかにも、ヤチハンノキ、サワラ、オニグルミ、ヤマモミジ、などなど…
庭園内には池やあずまやのほか、
石碑やお地蔵さんもありました。
「留魂」と彫られた石碑には
孫左衛門の爪や髪なども埋められているとか…
ちょっと近寄りがたいような、厳かな雰囲気が漂っていました。
明治時代、民間の開拓移民団「北越殖民社」が
新潟の農民たちを率いて野幌へ移住。
その2代目社長が関矢孫左衛門で
彼の功績をしのび、住民たちが整備して今の形になったんだそう。
上のブナの木も、新潟から持ってきたものなんですって。
実は、母方の実家があったのが、ここのすぐそば。
母方の祖父の方の祖先も同じように、
新潟から野幌へ移ってきたとのこと。
だから、「殖民社」の名が残るバス停とか、関矢さんの名前とか、
子どものころから、そんな話はなんとなく聞いていたけれど
わたし自身が千古園に来たのは初めて。
木の間から東の方を見やると、田畑が広がっていて
130年ほど前に、新天地を求めてはるばるやってきた人たちがいて
何もない大地を開墾して-
自分にとって遠い過去に感じられていたその人たちの存在が
急に、自分と同じ人間というか、身近に感じられた。
見知らぬ土地で、不安になったり、大変なこともあったりしつつも
家族と笑っていたり、したんだろうな。
そんな人たちがいて、今の自分につながっている。
そうやって思ったら、
郷土史ってなかなか、おもしろいかもしれない。
初めて来たのに、やっと来られた…という気がした、
懐かしく感じる場所。
一緒にいった家族たちはたぶん興味なかったでしょうが(笑)
包容力ある古木たちを感じながら、
自分自身がチューニングされ、穏やかになっていくようでした。
千古園、木に興味ある方には静かで落ち着く穴場スポット。
もう少したつと、紅葉が美しい季節になるのかな。
野鳥やエゾリスも見られるそうです。
☆千古園
江別東野幌375番地
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