わたしたちの日々の暮らしは
たくさんの人の「働く」によって支えられ
そして自分もまた、「働く」ことで誰かをどこかで支えている。
出世とか成功とかだけじゃない
仕事をすることの面白さ、ささやかな喜び―
どんな仕事にも、きっとある。
【大人女子のお仕事図鑑】
今回は現在育休中の保育士さん。
4月の復帰を控えて、お話を伺いました。
子どもとかかわることも、ピアノも製作も、
「できない」があるからこそ挑戦が楽しい―
■保育士 Yさん
仕事の内容
公立の保育園に勤務しています。
一昨年に双子を出産し、現在育児休暇中です。
園児の定員は120人。
職員は…パートの方が結構います。
私立の園に比べて、年齢層は高いと思います。若手からベテランまでいます。
私立だと結婚や出産を機に、若いうちにやめてしまう人が多いので。
自分は今の園では中堅くらいでしょうか。
最近、全力で鬼ごっこができなくなり、年齢を感じました(笑)
仕事は、昔は
「子供たちと遊んでいる、見守っている」
と思っていたのですが
今は
「子どもたちがいる空間に入れてもらって、
どうしたらこの子たちの良さを生かして活動できるだろう、
そのために自分は何ができるだろう」
といった感じでかかわっています。
子どもたちのお昼寝の間には連絡帳を書いたり、
事務仕事をしています。
行事の前になると、衣装や小道具の製作などで持ち帰り仕事も増え
睡眠時間が4時間…ということもあります。
仕事を始めたきっかけ
子どもが好きで…というわけではなかったんです。
最初はOLになろうと思ってた。
短大に進学するときに、就職率が良かったので、
親の目を気にしたりして、幼児教育科にしたんです。
同級生たちはみんな、「保育士になりたい!」と夢があふれた人ばかりでしたね。
保育実習に行って、子どもたちと接したら、
自分も保育士になりたくて仕方なくなりました。
子どもがかわいくてかわいくて、というより
向いてない…と思ったんですよ。
子どもと接することは、子どもを見たり、待ったりすることが問われる。
そのコミュニケーション力が足りなかった。
ほかにも、ピアノも弾かなきゃならない、工作もしなきゃならない。
できないことが多いからこそ、挑戦したい!と思った。
もっと人とかかわりたいし、物も作りたい。
今も、極めたとは全然思ってなくて、挑戦し続けるのが楽しくて
それが飽きないで続けられる秘訣なのかもしれません。
この仕事をしていてよかったと思う瞬間
子どもたちの成長を見られることですね。
昨日できなかったことが今日できるようになった、
その変化が喜びです。
保育園で一番大変なのは年長さん。
保育園生活の集大成なので
いろんなことで求められるレベルが高くなる。
小学校入学に向けて園のサポートも必要ですし。
だからこそ、やり遂げた後の達成感もひとしおです。
あとは、保護者の方の笑顔、
信頼関係を築けた時ですね。
お父さんお母さんだけでなく、祖父母の方とかもいらっしゃいますし。
「うちの子先生のこと大好きなんです!」と言ってもらえたら
すごく頑張れちゃいます。
子どもと、人と、かかわるのが好きで
もっと深くかかわりたい。
そして、「安心して預けられる場所」でありたい。
育児休暇中、ほかの仕事が気になったりもしたけれど
まだ自分は今の仕事で、やり終えていない気がする。
復帰した後、自分に何ができるのか、楽しみです。
1日のタイムスケジュール
6:00 起床
8:00 家を出る
9:00~18:00 仕事
19:00 保育園お迎え
20:00 夕食
21:00 入浴
22:00 子どもと一緒に寝落ち
残業がなければ上記のような感じ。
早番の時は6:30に家を出ます。
上の息子を保育園に連れていくのは夫。
16:30に勤務が終わるので、
息子を迎えに行った後公園で遊ぶこともあります。
逆に遅番の時は、10時出勤なので、
朝1人の時間が少しできます。
仕事が終わるのは19時半。
その時はお迎えは夫か訪問保育の人にお願いします。
YUIのつぶやき(略して「ゆいつぶ」)娘3人を保育園に通わせてきて、
我が家も大変お世話になっております、保育士さん。
日々仕事ぶりを見ていて、大変だろうな…と思うし
「子供好きです♡」「大きくなったら保育士さんになりたい」って
夢持って職に就くんだろうな、
と思っていたら、そうではないとのこと(意外…)。
強みを生かしてスムーズに仕事を…
とあちこちで見聞きしていた自分にとって
「できないからもっと挑戦したい」
と話すYさんの言葉が新鮮でした。
自分も今の仕事はトータルでもう、10年以上やっていて
ベテランの仕事ぶりだとか、言ってもらえることもあるけれど
言葉のセンスが優れている人、デザインがカッコいい人、
上には上がいるし
まだ伸びていける、伸ばせるのかな、と思いました。
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