「どんぐりの家」から考えた、社会へのかかわりの巻 | カフェときどき読書

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先日、山本おさむのマンガ「どんぐりの家」を
やっと全部読み終わりました。
どんぐりの家 第一巻   Big comics special/小学館
¥891
Amazon.co.jp

夫が古本屋で見つけて買ってきたんだけど、
単行本は6巻までしか見つからず、新刊でも7巻は売ってなくて。
もう20年も前の方だもんね。
結局文庫が全部そろったので、単行本を売って買い直しました。

ろう重複障害―聴覚障害のほかに、
知的障害や精神障害を抱えた子供を持つ親の話から始まって
ろう学校の教師など、親子を取り巻く人々をさまざまな視点から描いて
大きな話題を呼んだ作品。
作中のろう学校や障害者施設は実際の施設をモデルとしています。

障害のことについては、あまり触れません。
日常が、ただただ衝撃で、打ちのめされ、涙なしでは読めません…

どんぐりの家はKindleでも扱っているようです。
現在ビックコミックで連載中の本格蕎麦マンガ「そばもん」も面白いですし
大正時代の聾学校の実話をもとにした「わが指のオーケストラ」や
聾学校の高校野球がテーマの「遥かなる甲子園」も
読んでみたいなと思いました。

*

「どんぐりの家」、後半の方は、障害者施設をつくる運動の話が
中心となって進められていきます。
施設を建てるのだから、まず莫大なお金がかかる。
お金を集めるために、親が動かなければならない。
募金のために街頭に立ち、バザーに出す品を夜なべして作り、
そのために自分の家はぐちゃぐちゃになったりする。
雨の中チラシを配っても見向きもされかったり
手話サークルの中で健常者の人たちが険悪になったり
家族から文句が出たり
募金箱を置くのに店から嫌がられたり…
そんな様子も描かれている。
重い病を抱えながら、自分の命を支援活動に燃やし尽くす人の姿も。

自分以外のことで、そこまで動ける力って、
どこからわいてくるんだろう。
家族のことなら頑張れるかもしれない、
でもそうじゃなかったら-。

と思っているときに、フェイスブックで見かけた記事。

専業主婦の逆襲…専業主婦がいなかったら、この世は絶対回らない

「仕事」「家事」「育児」以外のことって、結構あるんですよね。
前のアメンバー記事にも関係するけど
PTA活動、PTAがかかわっている地域活動、
町内会活動、子ども会活動
学童保育の運営もあったり…
そういうことの多くは、母親たちが回している。

やってみたら、つながりが広がったとか、達成感とか
もちろん楽しいこともあるけれど
負担も多いのは事実。
今年小学校の学級代表になって、
PTAの役員って、働いているいないにかかわらず、
ほんと大変!よくやってる!!と尊敬、
同時にこれまでの自分のかかわり方を恥じ入る始末…

男の人が忙しいのとか、家計を担うプレッシャーも
一応わかるつもりではあるんですが。
会社に勤めていると、組合活動もあったりしますし…

社会全体の幸福を考え、立ち上がることで
自分たちの幸福につながる―

そんな独白が作中にありましたが
なかなかそう思えない自分は、
まだまだ大人になりきれていないのだろうか…