【物語】ありがとう、さようなら | 声と波動の取説!グッドバイブスに、本領発揮の人生を!

声と波動の取説!グッドバイブスに、本領発揮の人生を!

『グッドバイブスに、本領発揮の人生を!』

 


あのときの僕に、何が言えただろう。


微かな違和感から始まった心の距離を、
埋めることも、

止めることもできなくなっていた。

分かっていたんだ。
もう、出逢った頃とは違うのだということを。


かつては、
同じ世界に生きていたね。

同じように世界を見て、
同じようにものを感じ、
同じように笑ってた。


いつまでもこの世界は続いていく。
そう、当たり前に思うほど、

あなたとの時間は、とても穏やかで、
日常に溶けていた。


僕はね、あなたのことが、大好きだったよ。
あなたのその世界が、大好きだった。


あなたの笑い方が、
あなたの語る姿が、
あなたの紡ぐ言葉が、
あなたの嬉しそうな顔が、
あなたの頬の柔らかさが、

僕には、
安らぎで、歓びで、
それが、すべてだった。



お別れだね。

お別れだね。



最後にあなたの頬に触れたとき。


この指の先が離れたら、
終わりなのだと思うと、

僕は、何も言えなかった。
ただただ、口の端をあげて笑うしか、

できなかった。



今までありがとう。


僕は、いつでも、
あなたのことを、応援しています。

だからどうか安心して。
あなたは、あなたの道を、歩んでください。


僕は、大丈夫だから。
あなたも、きっと、大丈夫だから。



ありがとう。
さようなら。