観察や分析をするのが、わりと好きな私。


ここ10数年の一番の観察・分析の対象は

身近なので、娘と息子です。



2人は、ブラック・アメリカンの夫と

生粋の日本人の私の間の子供達で

生まれも育ちもアメリカ。



日本では、祖父母の元で

10数年分を全部合わせて、9か月くらい過ごした事がある程度。


家庭での生活は、言語、食事、生活様式など

8割がアメリカ、2割が日本といった程度で育ってきました。



小学校が、インター校だったこともあり

(裕福なインターではなく、公立校でした)


また、住んでいる地域柄もあり


周囲は、ハーフや外国人(アメリカ人以外)が多い

わりとインターナショナルな環境で育ったほうだろうと思います。



学校には、様々な国の出身の親がいましたが


我が子に限らず、周りの子供達も見ていて思うのが


国際結婚の家庭には

両親の2つの文化があるのではなく


母と、父と、ハーフの、3つの文化が存在しているようだ

という事です。



我が家の場合も

アメリカと日本の2つがあるのではなく


ハーフ(ミックス)の文化という

第3の独自の文化が、存在しています。


このニュアンスが、うまく伝わるかなぁ。


つまり、どこと、どこの国ということに関わらず

両親の国が、かなり異なる文化を持つ国の場合

子供達は、独自の文化を生み出してしまうみたい。


子供達の生きるハーフの世界。


バイリンガル・バイカルチャーの世界というものは

おそらく、モノリンガル・モノカルチャーの私には

完全には、理解できない世界なのだろうと感じます。





例えばの話ですが、こんな事がありました。


娘のナツが小学校の頃に

初めて、太平洋戦争について習った時の事。

たぶん、7~8歳くらいだったでしょうか。


「ママ。

こんなふうに言ったら、気を悪くするかもしれないけど

私ね、今は、社会の時間になると、泣きたくなって嫌なのよ。


日本とアメリカが戦争して、アメリカが勝ったけど

私は、どっちが勝っても負けても、やっぱり悲しい。

だからね、太平洋戦争は、フィクションだったらいいのに。


先生が、ジャパンっていう度に、毎回、クラスのみんなが私を見るよ。


意地悪に見るんじゃないけど (このへんはインター校なので配慮あり)

私は、自分がアメリカ人の気持ちもあるから

どうしていいか、わからなくなるの。


ママは、もし、私が、アメリカが勝ってよかったと思ったら

悲しいでしょう?」



母親の私は、この時に

日米の混血の娘の気持ちというのは

完全に理解してあげる事はできないなと感じました。



でも、もっと小さい時から

なんとなく、そういう事は感じていたので

それが、小学校はインター校に行かせた理由ではあります。


モノリンガル・モノカルチャーが絶対的に大多数の世界に

子供達を放り込むのが

ちょっと、忍びないという気持ちがして


私には、わかってあげられない事があっても

同じような境遇のお友達の中でなら

のびのびできるかもしれないと思いまして。



この小学校では、教科書にはない

ユニークな経験、楽しい経験がいっぱいあり

そのうちに、改めて書きますね。



今は、中学生になった息子のユウは

タイガーウッズ似といわれたりする風貌の

スポーツが得意で、明るい、クラスの人気者な男の子ですが


学校外でも遊ぶ仲良しのお友達は

実は、今でも、ハーフやクオーターのお子さんが多いです。


国や人種には、全く、関係なく。



たぶん、生粋のアメリカ人のご家庭のお子さんと較べ

いちいち、言語や食事の事を説明したりしなくて済むので

(他の子の家も入り混じっているので)

気が楽なのだろうと想像します。


男の子って、特に、そういう細かいことを

根掘り葉掘り質問されたりすると

いちいち答えるのが、面倒だという気持ちがあるようです。


これが、娘の方だと、ちょっと偉そうに

みんなに、いろいろと、日本の事を教えたりもしますが。



でも、そんな娘のサッカーチームだって

今のチームも、以前いたチームも

半数以上は、ハーフだったり

両親が、外国人(アメリカ人以外)だったり。


うちの子供達以外には、日系の子はいませんが

それでも、完全にアメリカ人ではない同士の気安さ

みたいなものが存在するのかな?と。



そんな娘と息子が

どんな人を将来の伴侶に選ぶのか

いろいろと想像してみるのも、楽しみです。