本日、ゴンの四十九日を迎えました。

父にそのことを伝えますと、まだ今月の10日に亡くなったばかりなのに49日も経つわけがないと、いやいや、先月の10日だよと。

実はゴン兄も同じような感覚でありまして、我々、時間が前に進んでおりません。

それでもゴンがいない世界を7週も生きてしまいました。

ゴンが癌に罹患していることがわかったとき、ゴン兄は1つのスローガンを掲げました。

誰ひとり欠けることなく新年を迎えよう。男3人で年を越そう。

しかし、その願いはことごとく打ち砕かれました。年を越すどころか、最終回の放射線治療すら受けさせてもらえませんでした。

そんな我が家にお正月は来ません。

しめ縄もお鏡も飾る事はありません。おせち料理も作りません。

年賀状も書かないし、初詣にも行きません。

年神様などクソくらえです。

うんこです。

バチが当たるならそれも結構。

最愛の弟を失う、奪われる、これに勝る天罰など金輪際ないでしょうから。

光と希望を失ったゴン兄、ただ前を向いて歩くというよりは、過ぎゆく時間に身を任せ息をしているだけ、といった感じでしょうか。

まあ、好きにさせてください。

所詮、こんな人間です。

母やゴンに叱られるかもしれない。

でも致し方ない。

そんなすさんだ心境です。

夜の8時に床に就くこともあります。

眠っている間は、ゴンのことを忘れられますから。

日中寝てばかりいる父は夜の早い時間からおいてきぼり、ひとり取り残されています。

それもまた致し方ない。

なので、朝の4時5時に目が覚めることも少なくありません。

寒くなってきましたので早く起きるのが辛くはありますが、眠れないので仕方がありません。

今はそんな生活をしています。

どうだ、まいったか。

こんな生活から、また考え方から早いうちに抜け出したいと思っています。

でも人間の出来が悪いので、まだしばらくはこのていたらくがズルズルと続くと思われます。

我が子を失うということは、少なくとも自分にとってはそんな感じです。

四十九日を迎えたゴン兄の正直な心境です。

まだまだ「節目」を迎える気持ちになれない、ゴンを穏やかな気持ちでお空へと送り出してやれない、これは以前からわかっていたことですが、実に不出来な兄貴です。