毎週火曜、バーミンガムの巨大倉庫から新商品や追加商品がトラックで届く。
少ない日は350点ほど、多い日は1000点を越える商品が届く。
夏前から、新しい運転手さんになった。
英語圏ではないヨーロッパ人のシャイな男性である。
8-9時間の運転を経て、いつもニコニコして来てくれる。
いつからか、荷物の受取書にサインした後、私は運転手さんに「また来週!気をつけて帰ってねー」と言うようになった。
彼は何も言わず、いつも笑顔で手を振って帰る。
この火曜、私が「有り難う、運転気をつけてね」と言うと、その運転手さんが初めて「良い一週間を…あ…え?…週末を?」と恥じらうように言った。
運転手さんは私に「僕はいつも、良い週末を…と、良い1日を…と良い一週間を…をごちゃ混ぜにしてしまって、スムーズに言える日と言えない日があって…」と困ったように言った。
わかる~!
昔オーストラリアに住んでいた頃、全く英語が出来なかった私は、まさにそれだったのである。
私は思わず「私も今みたいに話せる前は、まさにそれだった。だからとっさに言葉が出てこなくて、ついつい話すのを躊躇してしまったりして…」と言った。
すると運転手さんは「良かった、わかってくれる人がいて」と笑った。
ドライバー不足の今、うちに出入りしてくれる運送業の運転手さんでイギリス人は一人だけ、後は全員がヨーロッパの方である。
英語を母国語としないもの同士だから通じる文法が変な英語。
完璧に話すつもりも無い。
通じたら良い。
在英20年、未だハチャメチャ英語で責任者になれるなら、それで立派なもんやと自分で褒めてあげたい私である。
