5日前、義母が使っていた洗濯機が壊れた。
私達が使っていた洗濯機が半年前に壊れ、義母の洗濯機を使っていたが、それが動かなくなった。
数ヵ月前から犬がベッドでオシッコをすることがたまにあり、日によっては毎日犬のベッドやタオルを洗濯機で回していた。

新しい洗濯機が来て2日後、義母の犬が逝った。
本当に別れとは突然に来る。
日曜日はローストポークを作った際、いつものように「くれ、くれ!」と足下にまとわりついていた。
日曜日の朝は息子が皿から落としたソーセージを見事にキャッチし、まだ落ちてこないかとテーブルの下でスタンバイしていた。
本当に電池が切れるみたいに、ある日突然なのだと思う。

5月から娘は学校のカリキュラムにより、労働体験のためのボランティアに行かねばならず、最初は子供ホスピスに行きたいと言った。
学校に行けない子供たちに自分が役に立てる事があるかもというのが理由。
夫が連絡すると、それは願ってもない申し出だけれど、ホスピスは昨日元気だった子が、今日来たら亡くなっていた…などということは普通にある。
それに15歳の女の子が耐えられるか…と躊躇された。
結局、まずは老人ホームに行ってみて、そこで出会いや別れを体験してから来ては?と提案頂き、老人ホームに決まった。

洗濯機が壊れた時、夫が「これでお母さんが残したものが、この家から無くなったな」と言った。
私は内心、いやいや…犬という最大の預かりもんあるやん!と思った。
夫にとっては、犬はお母さんの犬から自分の犬になった。
私にとっては、亡き義母から預かった預かりものだったのだ。
永眠させた翌日、これで良かったのだ…と考える自分がいながらも、ああ…もうこれで毎朝生きてるかと呼吸を確かめたり、仕事から帰宅して生きてるかと呼吸を確かめなくて良くなったのだと実感すると、私はもう夏当たりからこの日が来るのは分かっていたのだなと知る。

肩の荷が降りた。
義母さんにお返し出来た。
返却完了!
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