数日前、ユーチューブに「オレンジチキン」を掲載するのに、娘に英語をチェックしてもらっていたら、娘から「ママレードジャムちゃうで、ママレードやで」と言われた。

嘘やん…
ママレードジャムちゃうの…?
娘は「ママレードは皮が入って甘さが控えめやから、ジャムじゃ無いねん。ママレードという食べ物やねん」と言った。
「誰に聞いた?」と聞くと、「皆知ってる」と言った。

私はイギリスに来た頃、日本語の癖で「鶏ハム」をそのまま英語に置き換え「チキンハム」と言っていた。
ある日、義父と買い物に行き、肉屋さんでハムを買う時になり、義父に「チキンハムが欲しいです」と言うと、真っ青な義父の目がまん丸になり私を見つめ、「チキンなの?ハムなの?」と言ってきた。

私は「チキンハムです」と答えた。
義父は本当に困った顔で「チキンの事?それともハムの事?」と聞いてきた。
私は「チキンのハムです」とゆっくり答えた。
しかし義父は「チキンのハム…」と頭をかいて困った。

家に戻り、義父がうちの夫に「チキンハムという食べ物が日本にはあるのだね」と言うと、夫は笑い「日本人はスライスしたチキンをチキンハムと言うから、ややこしくなったんや」と笑った。
ハムはスライスした豚肉をハムといい、鶏肉や牛肉はハムではないと知り、今も義父のあの困惑した顔で必死に外国人の私を理解しようとした表情が忘れられない。
今思えば、もしかして義父は顔がニワトリの下半身豚の動物が日本には家畜としているのかと思ったかも知れない。
だとしたら、相当に戸惑ったはず。
義父が生きているうちに食べさせられなかったオレンジチキン。


人気ブログランキングへ