それは月曜日の朝の事。
月曜日は週の始まりということもあり、朝から店長、副店長、マネキン&ウインドウ担当、在庫担当の役職がある人間は各部署からの電話やオンライン会議などが詰まっている。
そのため、売り場にいるスタッフが1人または2人だけになってしまい、かなり手薄になる。
しかし月曜日は開店直後は混むこともないから、それが本社がそれでええとするやり方らしい。

そうして午前10時半ごろ。
アルバイトの女の子が試着室の椅子の下から男性用下着3枚セットのパッケージが開けられた状態で隠すように置かれていたのを発見。
男性スタッフが中を見ると2枚しか入っていなかった。
ああ…一枚やられた…そう思った。

男性スタッフが中の2枚を取り出した。
一枚は当然ながら新品、もう一枚は全体が黄ばんでいる。
「なんか、色が変やな」と言った男性スタッフが「コレ!」と言った瞬間、理解した。
そう…誰かが履いて来たパンツを脱ぎ、パッケージに詰めなおし、新品を2枚をパッケージから取り出して履いて試着室から出たのである。
自分が履いて来た黄ばんだパンツをパッケージの一番下に綺麗に畳んで詰めこみ、上から新品の売り物を詰めて椅子の下に隠して試着室を出た。
今まで一枚を盗まれる事は何度もあったが、2枚は無かった。
しかも履いて来た黄ばみパンツを放置していくパターンは無い。

スタッフが手薄な月曜日の朝に狙われた。
完全にうちのミスである。
白いパンツがこれほど黄ばむとは、どんな頻度で洗濯しているのかと、身体全身が痒くなるほど気持ち悪く、ランチを食べる気がしなかった。
時にイギリス人男性は、想定から逸脱した下劣な行為を働く思考を実行する行動力を持つ人がいる。
人の家の庭に我が飼い犬の糞が入ったビニール袋を投げ入れたり、それがそれなりの身なりの成人男性だったりするから、残念でならない。

思い出すのも気持ち悪いパンツ事件である。
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