夏にイギリスで移民反対デモが大都市で起こっていた影響から、カーライルではデモは無かったものの、唯一の町の中心道路にある街灯に国旗がくくりつけられていた。
市は慎重に見守り、最近やっとそれを撤去。
しかしまた、旗はくくりつけられていた。

カーライル市民が憩う公園や小学校、高級住宅街にあるハイスクールの近くにあるホテルが、今は移民申請待ちの住居として貸し出されている。
安全面からなのか、この申請待ち移民の人々がホテルの前にたむろっている事は私は見たことはないが、近隣住民は反対したまま。
このホテルに住んでいる移民は不法入国ではなく、ウクライナを中心とする戦争や国の情勢悪化により移民希望者が主だとする説明があったのは3年前。

カーライルは白人率が非常に高い地域であるから、私のような黄色人種や黒人を滅多に見ることはなかったが、去年あたりから黒人の子供が制服を着て歩く姿が急に増えた。
少ないからこそ目立つ。
ただ、その子達が移民なのかの背景は知る良しもなく、歩いているだけで罵声などはない。
カーライルは数年前から、アフリカから来た医師や看護師達が目立つようになってきた。
アフリカで医師をするよりも稼げると言う理由と、イギリスの教育システムの方が良いからだと、西アフリカから来た医師夫婦が教えてくれた。
医師、看護師不足のイギリスとしても有難い話であるから、最近はインド人医師と並び増えてきたらしい。

カーライルでデモが起きない理由は、移民そのものがそもそも少ないという理由と、医療従事者はそこに頼らざるを得ない事を受け入れざるを得ないと理解という部分もあるのかと私は解釈しているが、これが海からボートで上陸してくる立地に住んでいるイギリス民からすると、やはり恐怖と不安、怒りになるはずである。
移民収容キャンプが異様な光景で存在する場所に住んでいれば、やはり感情はカーライル市民とはまるで別の話だと思う。

これから先、いつかこのイングランド最北端カーライルに移民収容キャンプなどが建設されたりした時、暴動やデモが起きる可能性はある。
行き場を世界がどう処理していくのか…
小さな子供は申請待ちであれ学校には入れるべきとし、英語のサポートを受けながらの学校生活を送るが、環境も言葉も違う場での学校は、子供達にとって楽しい場所なのかは分からない。
ただ、教師陣は熱心に英語面のサポートをしている現場の話はよく聞く。

私も移民といえば移民。
正規手続きで来た移民である。
移民は出ていけ、仕事を奪うなと叫ぶ人はごく一部の違いの分からぬ無知な人のみ。
今のところは安全である。
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