先日、見る時間がなくて見たかったNetflixのドラマ「アドレセンス」を見た。
夫と娘は既に見ていたが、私は日頃座ってテレビを見る時間などなく、1日で見終えた。

ドラマは加害者側の物語。
見ていて、これはどの家庭にも起こり得る事だと思わされるから、父親の心情が同じ保護者として胸を押し潰され見るのが辛いドラマである。

私は娘とこれについて話した。
加害者の家庭環境だけを見れば、誰でもが殺人加害者になり得る怖さもあるが、被害者側またはニュースだけを知った部外者だったら、間違いなく保護者の育て方、関わり方、我が子を把握していなかった放置の結果だと責める気持ちを持つと思うと話した。
現に私のこれまでの娘、息子における子育て環境において、素行の悪さを恐らくは幼稚園や保育園から注意されて来たはずの子供の親の、端から見れば無関心振りを見てきたからである。

我が子への関与、完璧な把握は不可能。
ただ、どう関わり接するか…もうこれは100人いたら100通りである。
先日、娘と息子を迎えに行く途中、娘から「お願いやから、友達を途中まで送ってくれへん?」とメールが来た。
私は初めて聞く名前の女の子であったが、良いよと返事。

車に乗ってくるとハローと挨拶してくれた。
助手席にいた息子が後部座席の娘と友達にお菓子をあげた。
食べる2人、娘はどうせいつものようにドアのポケットにごみを捨てるだろうと予測し、私は運転しながら「ごみどこに捨てたー?見えてないと思うなよー!!」と言うと、娘と友達は爆笑した。
娘は「何で知ってんの?」と笑う。
私は「お母さんは後ろにも目がある言うたやろ、特にアンタに対しては…」と言うと2人は笑った。
そうこうして友達は降りた。
サンキューと言った。
私は「知らん人に付いていったらアカンでー!!」と言うと、友達は恥ずかしそうに笑った。

娘に私は「前から友達?」と聞いた。
中学に入ってからの友達だと言った。
両親が中学入学と同時に離婚、父親と連絡を2年取らせて貰えなかったから父親と2年話しも会いもしなかった。
母親から最低な人間だからと聞いていたからである。
しかし2年母親と暮らして、母親が冷たい人で、意地悪だと気がついた。
娘にも冷たく、こちらが常に気を遣わねばならない、顔色を見なければならない人だと気がついた。
それで、最近になり父親に連絡をして、遠くに越した父親サイドの祖父母の家に2年振りに行くため、いつもと違う道で帰ったのだった。
どうせ、うちの家に帰る通り道であった。

後日、友達は娘に「アンタのお母さん、めちゃくちゃ面白い人で羨ましい」と言った。
娘は「お父さんがお母さんと結婚したのは、今まで出会った人の中で一番面白い人やったかららしい。私もそう思う」と答えたそう。

化粧をしていても、13、14歳の女の子にとって、お母さんの存在はやはり絆創膏の役割を果たしてくれるかどうかではないかと、私は思う。
私の母親は仕事が多忙でメンタル面で決して癒してはくれなかったが、面白いお母さんだった。
ご飯が美味しく、家に帰りたくなる家だった。
笑いの絶えない家だった。

娘の友達のお母さんは、我が娘がお母さんをそう言う風に見ていると気が付いているだろうか…
まず知るはずもないと思う。
我が子の心の変化や揺れを敏感に捉える親など、どれだけいるだろうか…
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