うちの職場に新たに就任したマネージャー。
私はこの人と働いたことは無かったが、19年前から知ってはいた。
というのも、そもそも店が少ないカーライルにおいて、同じアパレル業界ともなれば、どこの店の店長がなかなかの強者で売り上げをあげてはいるが、それ故離職するスタッフは数知れず…という話は耳に入ってしまう。
私の友人も昔、この人と働き精神バランスを壊して離職した過去があるし、去年からこの人の下で働いている二人の友人も何度泣いて来たか知れない。

で、私はこの人より4つ年上ではあるが、アパレル業界に20数年いるだけあって、癖の強さはあれど間違いなく仕事はできると日々実感している。
仕事が出来るから部下に頼む要求が多い。
しかも要求は今すぐ実行して結果を出したい、結果を見たい人であるから、動きがスローで飲み込みが悪いスタッフには容赦ない。
サイコパス的にアイデアを出し、私達にも求め実行して結果を出すから、この人と働ける人はかなり限定されると私は思う。

であるから、もう既に退職者が3人出て、泣くスタッフも出始めた。
先日も出勤したら正社員の女性が泣いていた。
理由は「言い方がきつい」である。
そんな言い方せんでも…と泣いていた。
辞めると言い出した。

私が去年から一緒に働いてきた20歳の青年が、来週で辞める。
この新しいマネージャーと働くのが、割に合わんと言う。
また、去年から一緒に働いてきた副店長の青年も同じ理由で辞める。
青年は「あなたと働けた事で、入荷商品と在庫全般の仕事が完ぺきに出来るようになった。それは本当に感謝しているし、新しい職場でも商品管理責任者として採用されたのは、この1年であなたが僕にどう仕事をすれば良いかを見せてくれたおかげ」だと私に言った。
彼は私から見ると、在庫管理だけでなく売場の商品管理と把握に優れている。
また要求された仕事をこなすスピードがめちゃくちゃ早い。
最初はハズレかと思ったが、そうではなかった。
この青年は今楽チン職場に転職しようとしているが、あと数年この仕事が出来るマネージャーの元でコキ使われ乍も、それは大変しんどい事であるかもしれないが、金では買えないものを学べる絶好の機会だと思う。

しかし残念ながら、当の本人達は給与に合わない、言い方がきつい、要求がしんどいと辞めてしまう。
小さな小さな店で同じ給与で働く方が楽チンでストレスがないと青年は言う。
少々面倒な上司であるが、仕事が出来るから学べることは相当自分の今後の能力に繋がる。
それが分かる50歳近いババアと、ラクしたい青年との悲しき差…
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