先日、久々に空手の大人クラスに来ているインド人の女医さんに道場で会った。
先週は仕事で来れなかったが、先々週は「例の…」と濁した。

例の…とは、カーライルにも難民移民反対グループが暴動を起こすと予告があった日で、警察が緊張状態にあった。
病院からは「念のため、肌の色が濃いスタッフはそれだけで難民移民だと危険な目に遭うかも知れないから、外へは出ないように」と言われたという。
暴動を起こす輩は無知であり、暴動を起こしていながらハッキリ言って白人イギリス人以外の人間が何のために自分の国で働き暮らしているのか理解出来ない。
例えば医療現場から外国人を除外したら、自分たちに関わる医療が逼迫するとは理解出来ない。

イギリスにこれほどいるインド人でも恐怖を感じたのか…と驚いた。
私はその暴動予告さえ知らずに仕事を終え、その日はマンチェスター郊外から帰宅した。

イギリス政府は動きが早い。
暴動を起こした者の逮捕、裁判が翌日から始まり、暴動は鎮火した。
また何をきっかけに始まるかはわからないが…

先週、売り場にてドイツから来た夫婦のデニムを共に探すヘルプをした。
奥さんの体型から、ピッタリくるデニムがなかなか無いと、15年前に買ったデニムを履いていた。
お尻と大腿部が大きく、それに合うデニムを見せて試着してもらったら、ピッタリだった。
夫婦は同じデニムを3着買った。
これで十数年は大丈夫だからと喜ばれた。
大袈裟なまでにお礼を言われて見送ったが、しばらくして箱入りのチョコレートを持って再来された。
「こんなに丁寧に接客してくれ、商品を把握している店員さんに出会ったことがない。感謝の気持ち」だと言った。
奥さんは「ドイツの服屋に日本人の店員さんがいたら、次回からその人に探してもらわなくちゃ。いるのしら…?」と笑った。
いると思うが、数は少ないかも知れない。

イギリス人でドイツ人を嫌いだという人に、この18年でどれだけ会っただろうか。
私の上司がドイツ人だったから、聞くと複雑であった。
イメージだけで嫌悪感を持っている場合の方が多いのだと思う。
皆が理解しあえる平和な日が来ると良い…という人があるが、それは不可能なのが人間社会である。
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