金曜日の夕方、月曜日から林間学校に行っていた息子が帰宅した。
去年は5年生であったが、やはり林間学校に行き、6年生も林間学校に行く。
修学旅行はない。

野菜嫌いの息子であるから、行く前に「出された野菜は食べなアカンで!」と言い聞かせた。
朝昼夜とご飯が出て、サラダバーから野菜は取り放題であるが、絶対に食べるはずもない。
ただ、野菜スープは大好物なので、スープは毎日食べたと言う。

娘が6年の時に同じ場所に行って帰った来た日、娘は「今日はとにかく野菜を食べたい」と言った。
用意しておいた大量のトマトサラダだけを食べて寝た。
娘曰く、「サラダバーはあるのだけど、そこにドレッシング的なものが一切なく、本当に生野菜が好きな子供しか食べへんと思う」と言った。

先日、義兄らとパブに行った時のこと。
付け合わせ野菜に、いんげん豆と人参をポロネギで包み蒸したものが出た。
カーライルにしては洒落たシェフである。
しかし、味が塩さえしていない、ほんまの蒸し野菜で、いつもながらパブの付け合わせ野菜は茹でただけ…蒸しただけ…焼いただけ…で、それはそれで良いとは思うが、野菜を美味しく食べてみよう…それにはどうしたら良いか…という研究、工夫がないからイギリス人は野菜を食べる人と、徹底的に食べない人に分かれてしまう気がする。
勿論、蒸し野菜としては味わいがある。
が、義兄夫婦は食べなかった。

先日、義兄らが来たときにブロッコリーとマッシュルームのフリッターを出した。
野菜には先にニンニクや塩をかるくしておき、衣にも軽く味をつけて揚げる。
義兄夫婦は「ブロッコリーとマッシュルームの天ぷらを初めて食べた。こんなに美味しいの?!」と驚いていた。
まさか、野菜の揚げ物はポテトしか食べたことないんか…いや、そうかも知れん。
揚げ物は基本、冷凍フライドポテトをオーブンかエアフライヤーで仕上げるか、フィッシュ&チップスの店で揚げ物を買うか…
それ以外、そうか…具材を油で揚げる家庭料理などイギリスにあるのだろうか…&イギリス人が家庭でやるだろうか…

数年に1度パブに今日のスペシャル「テンプラ」と書いてある時がある。
滅多にないが…
あんなにチップス(フライドポテト)は食べるくせ、自宅で揚げ物など多分しない。
だから日本食文化に昔からある天ぷらだったり、蒸した野菜に餡をあけたり、野菜をすりおろして調理したりというのがレパートリーとして、そもそも少ないのだろうと思う。
茄子を焼いて生姜醤油で甘辛く絡めただけを、義兄の奥さんは「アイデアはユーチューブから?」と私に聞いた。
いえ…物心付いた時からオカンが作ってたり、給食で出たり、買った弁当の隅っこに付けてあったりした気がする。

私は聞いた。
「茄子は日頃、どうやって調理していますか?」と。
「焼いてオリーブオイルをかけるだけ。そうジェイミーオリバーがレシピに書いていたから、そうやって食べるものかと思っていた」と言った。
素焼き茄子にオリーブオイルだけ…ある意味、ツウなのか…

オーストラリアのスーパーには大抵、茄子のディップが売っていて、これで夏場私はセロリ1株を食べて夕飯にしていた程旨い。
イギリスのスーパーにはない。
バケツで売っているアルファルファもない。

そう思うと、イギリス人はオーストラリアを開拓したのに、食の開拓はオーストラリアの方が遥かに広がった。
不思議な食文化の国である。
人気ブログランキングへ