息子は小さな頃から、小さな鳥を見つけては必ず「ほら、あれ見て、可愛いね」と言って教えてくれる。
ある時、ふと私は思った。
野うさぎやリス、ハリネズミなど見るのは珍しくない環境に暮らし、私は小鳥の存在が全く見えていない事を反省した。
息子に教えられ、庭に可愛い小鳥がいることに初めて気付く。

最近は日が長くなってきたから、夜7:30に紅茶を入れ庭の見える窓際に座った。
雀が来ていた。
あー可愛いな、ほんまや…息子の言うとおり、小鳥は可愛いなと気が付く。

中学生の時、盲腸で入院した。
1週間の入院で、私は2人部屋だった。
窓際に雀が必ず来て、私が歩けるようになると、同じ部屋のおばあちゃんが乾いた前日のご飯を私に渡し「これ撒いてあげて」と言った。
長らく入院していたおばあちゃんには、今思えば雀が楽しみだったのかと思う。

オーストラリアはアデレードで学生だった頃、時々川沿いの芝生に皆で行き、サンドイッチなど食べていた。
そこには野生のペリカンがめっちゃおり、初めて見た時、まじでチビるかと思った。
襲ったりはしてこない。
ただ、生まれて初めてペリカンをあの距離でみると、クチバシとノドの部分が恐怖である。
何度か通うとペリカンにも慣れるが、しかし可愛いと思った事はとうとう無かった。

息子が3歳くらいからシュービルという鳥、日本では
ハシビロコウというらしいが、その鳥が好きになり、ドキュメンタリーや図鑑、動物園まで行った。
初めてシュービルを見た時、「うわ…何か好きやない…」
と思い数年したある日、は!と気が付いた。
わかった…あの時のペリカンと類似してるからや…
やっぱりチビるかと思う恐怖は、今も私の中に残っているのである。

まだカーライルは朝晩冷え込み、ダウンを着ている人が目立つ。
それでも春は来ていて庭の桜も満開である。

今年は小鳥を見つける余裕を持ちたい。
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