今の職場には、前の職場からの同僚が3人いて、隣にある系列店にも元同僚が3人いる。
たまに全員が同じ時間にランチになる時が奇跡的にあり、そんなときは朝にメールで、どっちの職場の休憩室で何時に集まるかを連絡しておき、1時間一緒に過ごす。

前の職場からの習慣で、一番年下のSが皆の紅茶とコーヒーを入れる。
理由はSの入れ方が一番美味しいとSが思っているから。

私がある日、職場の休憩室にあるインスタントコーヒーを入れた。
コーヒーカップにインスタントコーヒーを入れ、湯を注ぎ牛乳を入れる。
これが私のインスタントコーヒーの入れ方。
それを見ていたSが「牛乳後なん?!」と驚いた。
私は「え?ちゃうの?」と聞いた。
Sはコーヒーカップにインスタントコーヒーと牛乳を入れ、まあまあ混ぜて完全に溶かす。
そこに湯を注ぐ。
「味一緒ちゃうの?」と私が言うと「絶対にこれの方が美味しい」と言った。
調べると、皆そうやっていた。

私がインスタントコーヒーを飲むのは職場のみ。
日本にいる時はインスタントコーヒーを飲んだことがなかった。
だからインスタントコーヒーの事は、実はちょっとバカにしている。
どうせインスタント…豆から挽いて入れるのとは味も落ちるし…という気持ちがあるのだと思う。

Sや同僚らは、紅茶の時はカップに牛乳と砂糖を入れて混ぜ、そこにティーパックを放り込み湯を注ぐ。
私は紅茶に砂糖も牛乳も入れないが、たかが紅茶とはいえ、入れ方は色々である。

カーライルで初めて働いた職場にニューヨークから来た人がいて、この人がカップに水を入れてレンジでチンして湯を沸かし、そこにティーパックを入れているのを見て、私は感動した。
何て画期的なんだろうと新鮮だったが、同僚は「沸かしたての湯でないと風味が出ない」と言った。
あんなに同じものばっかり食べるくせ、そこは風味にこだわるんやな、イギリス人は…と知った瞬間である。
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