新しい職場の人事を見る目の無い人事が選んだ為に、例えば前の職場で来たり来なかったりでクビになったとか、大型スーパーの冷凍庫でしか働いた事のない人間がスーパーバイザーという役に付いたりだとか、とにかく経験がない人材に役職を与えてしまっているアホな人選の職場である故に、私と店長、及び前の職場でわずか一年そこそこで優秀になり、この職場に来たスタッフらは、もう頭がおかしくなりそうである。
が、それでも一つ一つをこなし、今に至る。

一番厄介なのは時給の安い16歳の学生バイトである。
この子は将来、上に立つだろうなと既に予想できる程に働き者で気が利く16歳と、指示すれば必ずやってはくれる16歳、そして常に私達上の人間から見られていないだろうと思いサボり続ける、生まれながらにしてどうしようもない典型的アカンイギリス人16歳の3パターンがある。
会社としては、時給の安い16歳を多く入れたい。
しかし、役に立つのは1割である。

そんな中、一人の16歳を店長が前の職場から引き抜いた。
去年の夏に夏休みのスタッフとして採用した高校生なのであるが、あまりに優秀なのでそのまま採用した。
今の職場の16歳があまりに酷く、この子を引き抜いて影響を与えられたら…という期待もあった。

この子は私と夏から一緒に働いて来たから、私の要求やスピードについて来れる。
また、これをやっといたら私が助かるだろうということを売場で見つけたら、「これこれが品薄なので売場に補充して良いですか?」と聞いてくる。
であるから、私もその子がバイトで入っている日は、ほぼ私のアシスタントのように付いてやってもらう事が多く、在庫室の仕事も手伝ってもらう事もある。
在庫室と入荷商品管理は役職のある人間しか触れないため、他のバイトからしたら、あの子は何故やれるんだろう…となっているかもしれない。

そんな中、2週間ほど前にサボり役立たずどうしようもない16歳グループの一人が、在庫室の私に「何か手伝う事がありますか?」と聞いてきた。
ビックリした。
私は単純作業であるが面倒な、値札を商品に付けていく作業200点を渡した。

ひたすらやっていた。
しかし、思いの外早かった。
私は有り難う、助かったと礼を述べた。
それからまた、売場でしゃべるだけのサボりに戻った。
そして年末のある日、また私に「何か手伝う事がありますか?」と来た。
今回は段ボール4箱分の同じ仕事を渡した。
「嫌ならやらんでええけど、どうする?」と聞くと「やります」とハニカミ、また黙々とやっていた。

やり終わり、「終わりました」と言ってきたから「まだあるけど、どうする?売場戻りたい?」と私が聞くと「やります」と言った。
そして、また黙々とやっていた。

この子は何だろう…
そんな話を娘にした。
娘は「私は自分のお母さんやから怖くないけど、多分16歳バイトからしてみたら、あなたは相当怖い存在に見えるはず。その怖くて、仕事ができるあなたに自ら話かけていき、しかも仕事はないかと聞くのは、相当勇敢な16歳やと思う」と言った。

私もそう思う。
私を前の職場から知る16歳はともかく、サボるし仕事をお願いすると嫌な顔をするサボり16歳グループには私から話しかける事は、ほぼ無い。
それが、2回ではあるが自ら来た。
そして、ちゃんとやる。
が、一方で売場では、ひたすらしゃべるかうろうろ歩くだけ。

あの子はもしかして、他のサボりバイト達と実は一緒にされたくないのか…それともサボりたくはないが輪に入ることになってしまっているのか…
よく分からん…
まあ、しばらく様子を見てみることにする。
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