私がBBCの自然動物番組が好きでよく見ている影響からか、息子もほぼ毎日デイビッド・アッテンボロー氏の海に限定した生き物番組を見ている。
その中でアッテンボロー氏は度々「地球温暖化により北極の氷が解け続けているせいで、動物達の存続が危機的状況にある」ことや、「魚たちの奇形が多く見られる理由の1つに、皆が大量の漂白剤を使用するから」だと説明する場面がある。

他の国は知らんが、イギリスに暮らす日本人なら誰もが思った事があると思うが、イギリス人は漂白剤をよく使う。
トイレ掃除においても、掃除をするというより漂白剤をドバー!!っと便器内にかけて放置・・というのをよく見かけるのではないかと思う。
私も初めて英国に来、義母と1年同居した際、どんだけ漂白剤を使うねん・・と思った事がある。
私がトイレ掃除クリーナーで掃除しても、義母は漂白剤を便器内にドバドバ入れなければ綺麗になったと思っていないから、恐らくあの年代の人なのか文化的にそう思っているのか知らんが、消費率は非常に高いと思う。
アッテンボロー氏の説明を聞きながら、思わずイギリス人の漂白剤好きを思ってしまった。

数日前、この界隈に入る回覧板的な小冊子がいつものように投函されており、それを読んでいたら「この時期、小さなお子さんを持つ家庭は特にウィルス対策には気を付けましょう」といった内容の記事があった。
ほうほう、手洗いウガイやな・・と思って読むと、「水場は漂白剤をかけること。クリスマス前後で数日家を空ける際には漂白剤を入れてから出かける事。これで随分と衛生的になる。小さな子供のいる家庭は忙しく、頻繁に掃除ができないから漂白剤が効率的である」と書いてあった。

皮肉なモンである。
海の生態系が漂白剤によって危機であると言う一方で、漂白剤を使って効率的に衛生面を保つ。
小さな子供がいても掃除などやる気の問題である。
1日10分、掃除に費やす事など出来るはず。
毎日ちょこちょこ掃除していれば、漂白剤を使わねばならないほどエゲツナイ汚れなど滅多に見当たらんもんである。
それでも、下水の臭いが出て来たとか、そういう事であるなら使えばよいが、記事を読みながら漂白剤が魔法の洗剤のように思えた。

そんな事より手洗いウガイ。
着るものを清潔にし、冬でも長々着ずにちゃんと洗濯をする。
そっちの方がよほど衛生的な気がするが、これも文化の違いなんだろうか・・
昨日から義母が妹の家に行ったが、義母から電話があり「冷蔵庫の中のヨーグルトを捨て忘れたから捨てといて」と頼まれ、義母の家に行った。
玄関を開けた瞬間に漂う漂白剤の臭い。
5日家を空けるから、漂白剤を家の中の4つのトイレにドバドバ入れて行ったんや・・
そもそも1人暮らしで4つのトイレも使わんやろが・・と思いながら、アッテンボロー氏の言葉をイギリス人の何人が聞くのだろうかと考える。
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