去年も似たような記事を書いたのであるが、今年も胸が痛む出来事を目の当たりにした。
それはチェックイン後、旦那は娘を連れてプールへ行き、私はプールサイドで日焼けをしながら本を読んでいた時の事である。

目の前に、ある家族がやってきた。
夫婦と9歳くらいの男の子が1人、生後数ヶ月の女の赤ちゃんが1人の家族である。
男の子はすぐにプールに飛び込み、しばらく遊んでいたが、夫婦は赤ちゃんにメロメロ状態で、とにかく交互に抱っこしてはブチュブチュとキスをしまくっていた。

1人に飽きた男の子が父親に向かって話しかけたが、父親は「こっちにはベイビーがいるんだから、1人で遊べ!」と一喝。
すねた顔をした男の子であったが、再び1人で遊び始めた。

しかしやはり飽きたのか、今度は父親の気を惹こうと、父親に水をかけ始めた。
父親は本気で激怒。
「もう一度やったらプールから上がらせるぞ!!」と怒った。

夫婦はその後、自分達の部屋に戻ったが、男の子は1人放置。
いくらプールサイドにはライフガード(監視役の人)がいるとは言え、あくまで子供の安全を見守るのは親の責任である。
しかし夫婦は夕方まで姿を見せなかった。

翌日、私が赤ちゃん用プールで娘と遊んでいると、例の夫婦が女の赤ちゃんを連れてやって来た。
母親は私に「初めてのお子さんが女の子?」と聞いてきた。
私は「そうです。今、お腹にもう1人いるんですが、まだどっちか分からないんです」と答えた。

母親は「女の子って良いわよねー。静かだし、可愛いし、男の子と違って激しくないし。もう本当、うちも女の子が可愛くて仕方なくって。うちは最初が男の子だったから、もう嫌になってしまう事ばっかり。2人とも女の子が良かったわ・・」と大人用プールで遊ぶ我が息子を見ながら言った。

父親も合流し、相変わらずメロメロになりながら赤ちゃんを遊ばせていたが、そのうち男の子がやって来た。
父親と一緒に遊んでもらおうと、必死に気を惹く男の子であったが、父親の気持ちを逆なでするだけであった。

しばらくして、少年がどこからか卓球のラケットを持ってきた。
そのラケットで水を叩きながら遊び始めた男の子。
両親は注意しない。恐らく、男の子を見ていなかったのであろう。

両親はメロメロで、ミルクをあげるのも夫婦一緒、昼寝させるのも夫婦一緒に部屋へ戻ってしまうため、男の子はほとんどを1人で過ごす事になってしまう。
気の毒に・・・と思いながら見ていると、少年が今度はラケットを投げては拾う遊びを始めた。

私は娘に当たってはいけないと思い、男の子に「気をつけてね。ここにも小さな子がいるから、こちらに向かって投げないでね」と注意した。
男の子は返事をしなかったが、理解したのか、こちらに向かって投げる事はなかった。

昼の時間になっても両親は男の子に食事を与えるわけでもなく、「ランチよ」と声をかけに来るでもなく、その男の子の遊び方に、彼の気持ちが現れているな~と思ったのであった。

去年も、これに似たケースを見た。
やはり6,7歳くらいの少年の下には、両親待望の女の赤ちゃんがいた。
両親は赤ちゃんにメロメロ、少年は放置状態であった。

こういうケースをホリデーに来る度に見ると言う事は、ありがちなケースなのかと思ってしまう。
露骨な態度をしているつもりはない両親、しかし子供は心の中で寂しさを訴えているのである。

人気ブログランキングへ